(なぎさ、男物とも思える服装に身を包んで様子を見ていたが、決心した様に舞台端に消える。

やがてアナウンスが。

「本日はようこそ当劇場にお出でくださいました。
お知らせです。
かつていろんなショーで舞台を沸かせましたストリッパーなぎさ嬢が、特別公演を行います。
拍手を持ってお迎えください!」

場内は割れんばかりの歓声に拍手。
やがて変装を解いて美しいドレス姿になったストリッパーなぎさが舞台に登場する。
かつての姿に大勢の観客は惜しみない拍手を送った。)

ああ、皆さん有り難う。
みんなあの時のまま、わたしが舞台で踊っていた時と同じ。
今日はうんと楽しんでいってくださいね。