…こわい、こんなになっても…ほしくて
こわれてしまいたくて、たまらない自分が、こわい…の

(上手く回らない唇で、必死になって言葉を紡ごうとして)
(瀬山さんの動きに飲み込まれていく)
(自分を手放す代わりに、瀬山さんの指先を探して、きつく握る)

あぁあっ…あぁっ、なか…なかいっぱいになって…
ふ…あ…ぅ…ゃ、ああああッ…

はあっ…はぁっ…はッあ…

(絶頂に頭が真っ白になる中、獣のように舌を出して、肩で呼吸をくりかえす)
(なぜか涙の味がして)