(都内某区のオフィスビル25階…社内プレゼン用の資料作成を任せたみくりの様子を見に先輩社員のお供で参加した
接待を終えた足でオフィスへと戻ってきた)
(煌々とLEDの電気が付いた広いオフィスに残っていたのはみくりただ一人…)
(やっぱりかと思いながら背中からも必死感が滲み出ている小さな背中に声をかける)

おーい、みくりー パワポの資料できたかー
(この時間には既にエアコンは止められており妙な暑苦しさを感じネクタイを緩めながら少しずつ近づき)
1ページに文字詰め込みすぎんなって言ったの覚えてるかー?

(少しだけアルコールの匂いをさせながらみくりの背中越しにパソコンの画面を覗き)
っておいっ!もっとこうオートシェイプとか使ってごまかせって…
こんなちっちゃな文字、スクリーンに映して部長が読めるわけねーだろっ