ちょっと予定より早くなったが…来たよ
(こじんまりしたビルの地下に降りる階段を下ったところにあるスチール製のドアが開く)
今日は難しい案件が一つ片付いたので、少し発散させてもらいたくてね。
例の新人さんは来てるかな?

(一人でそこに現れた長身のダークスーツに身を固めた男は、入口に待機していた給仕姿の支配人に声をかけ奥へと進む)

ほう…今日は貸切状態だな。
よろしく。
(ラウンジ風の店内は広くはないが豪奢なテーブルや調度で揃えられ、大きなソファの前で待ち受けている女性の前で立ち止まり笑顔を見せる)
くつろがせてもらうよ。お名前は…