そこまで頑迷だとは困ったな。
(ようやくソファーから立ち上がりドアの前で身を縮ませる桜に向き合い)

旦那さんだって事情を聞けば飲み込んでくれるはずだよ、きっと。
なにしろ自分の政治家としての一生に関わるんだ。

なにも怖い目に合わせたり、苦痛を与えようという訳じゃない。むしろ…
君が頑張れば頑張るほど旦那さんは議員として昇進の道が開かれるんだ。妻として誇らしい事だろう?

さ、今すぐここでどうするか決めなさい。
改めてクラブのホステスとなって奉仕する事を土下座をして誓うか、そのままドアの外へ出て行くか…