(耳を塞ぐ両手首を掴み)
聞けやいw

ま、どっかにも書いたけど、俺に個性がないのが敗因だなw

それなら俺にここでの新しい楽しみを与えてくれた君は
可愛い恋人であり妹でもあったよ。
小猿のくせに憎い人憎たらしい人!w

…導引。
(その手のひらをぎゅっと握って)
…ありがとう
今日は本当に会えて良かった。
成仏できずに8年越しの今ふらふらと彷徨っていた河童の和は
心優しく、聡い小猿の手によってようやく成仏できました。

河童が笑いながら消えるそれを見届けて
小猿は大人の人間の女の姿に戻ったのでした。




さ、そろそろ君を離してあげなくちゃな。
佑香さん、佑香、
今日は本当にありがとう。

君を見送ってから、俺も行きます。