うろ覚えですまんが、読売新聞の夕刊で源氏物語について
対談している記事があって、その中で、

頭中将が全登場人物中唯一『頭中将』という役職名で呼ばれるのは、
当時の価値観に照らし合わせると
その人物紹介だけで仕事一筋の野暮天であると判るようになっている
記号みたいなものだ

という感じの解説があって、
それを読んで以来、自分の中で頭中将は攻めから受けになった。

真面目堅物受けな頭中将が、次から次にやっかいごとを起こす源氏の
面倒をなんだかんだでみているみたいな。