しばらく俺達は抱き合って唇を何度も重ねた。
積もりに積もっていたものが爆発したような、そんな雰囲気だった。
見つめ合っては口付ける、その繰り返しだけなのにとても興奮した。

パンツの中が我慢汁で濡れているのが解かる、相手の
股間は量が多いらしく漏らした染みの様になっていた。
こんな事をしたらどうとか言う理性もあったのだが、今ここで
彼を失う方が俺はよっぽど嫌だったんだ。

「…前みたいに話せるよ…な?……俺たち…。」
しばしの間があって友達が答えた。
「…嫌じゃなければ………ねっ!」その夜は色々な事を喋り明かした。
目が覚めると俺は友達を腕枕していたのだった、変な感じだ。

「おはよう…。」「うん…。」俺達は昨日の出来事を振り返り思い出し笑いをクスクスとしてから。
また、キスをして洗面台に向かって行った。
俺はホモじゃないけど、こういうのも良いものだと思い「出ていくなよ!」と友達を小突いた。
「考えておく!」俺たちの本当の生活はまだ始まったばかりなのだ。

  -終-