『変身・改U』
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…ふと起きてみると、オイラはなぜか豚そのものになっていた。
狭い豚小屋の個室の中、首輪と鎖とで壁と床につながれたオイラの肉体は、
どういうわけか肥満した家畜に変化し、仄暗い蛍光灯の明かりの下で醜く震えている。
(な、なんだよコレ…どうしてオイラが豚になっているんだよ!)
オイラは焦った。しかし言葉は喋れない。
すると、
「ガチャ…」
突然、豚小屋の扉が開く音がした。
(誰か来る!)
オイラはとっさに身構えた。しかし身体は動かない。
焦るオイラをよそに、コツコツコツと足音が近づいてくる。
オイラがいる個室の扉がゆっくりと開いた。
そこには体重100kgはあろうかという脂性のデブが仁王立ちしていた。
(ま、まさかっ!)
そう、そのまさかである。そのむさ苦しい脂デブは糞を垂れに来たのだ。
「ぶひっ!ぶひぶひっ!」
オイラは叫んだ。無論その声は誰にもわからない。
オイラの恐怖をよそに、目の前の脂デブはスラックスのベルトを外しシミだらけのブリーフとともに引きずり降ろした。
オイラの目の前には恥垢だらけの包茎チンコが突き出される。
「ふう〜、ヤバイぜ。漏れそうだ」
どう見ても死にかけた豚にしか見えない脂デブはそう呟いた。そしてぼりぼりと尻を掻きながら後ろを向く。
「ぶきーっ! ふごふごっ!」
オイラは鳴き叫ぶ。
しかし、オイラの叫びは人間の言葉にはならない。
異臭に包まれた豚仕様の個室の中で、弛んだ腹をさらけ出したデブの苦しげな呻き声と豚の鳴き声だけが虚しく響いた。
恐怖に震えるオイラの目の前で、押し寄せる便意に耐えかねるようにいそいそとブリーフを引き降ろす脂デブ。
今度はオイラの目の前に、方々にケツ毛の生えたイボだらけの汚いケツが突き出された。
そのデブの汚いケツは、大きく開かれたオイラの口にドッカリと乗っかってきた。