苦手な方はスルーして下さい
「…っ、なんだ今のは!貴様、このスーツに何をした!」
自らが発した嬌声をかき消そうとするかのように、大声で怒鳴る赤
「別に何も。ただ、隊長が『赤い機体は通常の3倍の性能なのがデフォ』とか言うからよぉ」
クックックといつものように低く笑う黄色
「全ての性能が3倍になるように設定してあるだけだぜぇ。速度も戦闘力も・・・感度もな」
そう言って、今度は地球人スーツのわき腹をつるりと撫で上げる
「うあぁぁっ!」強烈な快感に膝からくずれ落ちる赤
すかさずその背後に回った黄色が、さわさわと全身を撫で摩る
「…うっ…っ…、ぁ…っ」
必死で声を堪えながら、なんとかスーツを脱ごうとする赤だが思うようにいかない
またクックックと心底楽しそうに黄色が笑う
赤が涙目でそれでも鋭く睨み付けてくるのを、軽くあしらうかのように平然と言ってのける黄色
「せっかくの高性能スーツですからねぇ。そう簡単に脱げないようになっているんですよ。あしからず」
「…なん…だと」
「外すにはパスワードを音声認識させる必要があるんだぜぇ」
「…パスワード?」
怪訝そうな赤の耳元に近づいてそっと囁く黄色
「パスワードは…」
その息遣いにさえ感じてしまって赤の全身が震え、加虐心をかき立てられた黄色が声を潜める
「…キモチイイ、モット。だぜぇ」
「っ、なにぃ!!」瞬時に血が沸騰したかのように激高する赤
「ふざけるな!…そんな事、口にできるかっ!!」
「できないなら、言えるようにしてやろうか?」
黄色がリモコンのボタンを押すと、壁から数本のロボットアームが伸びてきた
その先端は改造されていて、筆の先や孔雀の羽がついていたりや吸盤状になったものもあった
「…ひっ」
「ク〜クックックックック」
赤の息を呑む声が黄色の笑い声に飲み込まれていった