受理自身にはなにも言わないんだけど、証券とふたりになったときボソッと
「あの子、かわええやろ?好きなんか?」
テンパりまくる様子を尻目にふっと口角を軽く吊り上げて笑って
「でも俺のやで」
と小さく囁いて去っていく沙里。呆然と取り残される証券。
「証券となに話してたん?」
と無邪気に寄ってくる受理。
「…大したことやないで。そう言えば最近忙しくてお前ともあんまり喋ってないなあ。
ほな、今日はご飯でもいこかあ」
と頭をぽんぽんされて、嬉しくて子犬のようにおめめキラキラでついていく受理(すでに沙里しか見えていない)。
沙里、受理の腰を抱きよせながら、軽く証券を振り返り余裕の笑み。
なすすべもなく見送る証券。
こんな感じでどうでしょう。
個人的に「悪気のないビッチ、でもみんなの姫」という受理が好きです。