拝啓 刀剣乱舞様

今思えば、離れるべきタイミングはもっと早くにあったのかもしれません。公式やファンの度重なる炎上にもわずかに感じる自分と公式との齟齬にも、推しへの愛で目をつぶってきてしまいました。
でもこの書き込みをもってアプリもアカウントも消してしまおうと思います。

キャラ達が好きでした。推しもそれ以外のキャラもレベルが上がっていく度に愛着が増しました。
ゲー無と言われていても、マイペースに余り力を入れずに出来るのでゲームをやり慣れない私にはちょうどいい位でした。
ついていけないと思い始めたのは、メディアミックスが盛んになった頃からでしょうか。2種類のアニメ、舞台、ミュージカル。それらでしか描かれないものが増えるにつれて「刀剣乱舞の中心はゲームではないのだろうか?」と思う事が増えました。
私が2.5次元が苦手だという事もあると思います。ですがやっぱりキャラ同士の関係性、彼らの内面、そういうものをゲーム内で示して欲しかった。
次第にログインしない日が増え、辛うじて推しを極にした時になんとなく区切りが付いたような気がします。
それからずっとすっぱりやめる事も出来ず、かと言ってプレイする気にもならず今日まできてしまいました。
作業ゲーでもキャラカタログでも良かったのです。それでも私は十分楽しんでいました。でも刀剣乱舞はあくまでゲームありきのものであって欲しかった。「あとはゲーム化だけ」なんて言われる現状にはなって欲しくなかった。
先日Twitterで見た言葉を借りれば、私は刀剣乱舞の客にはなれなかった、という事なのでしょう。

プレイしていた時間は楽しいものでした。日本刀の展示や鍛刀の見学に行って、その美しさを知ったのはこのゲームのおかげです。
今でもキャラは嫌いになれないので、コラボ先で実装された彼らは大事に使っていきたいと思います。

今まで本当にありがとうございました。そしてさようなら、刀剣乱舞

敬具