黒.子.のバ.ス.ケ様

あなたとの出会いは連載第一回目の本誌でのことでした。
一目で作品を好きになり、そこから毎週欠かさず本誌を買い、何回も読み返しました。
初めてアンケを出し、単行本を買い、ファンレターを出し、サイトを作り、同人誌を出しました。
才能があるが故の歪みや才能がないからこその諦め、青春スポーツ漫画とは少し言い難い雰囲気が好きでした。
キセキや各高校のキャラクター達、好きずぎて人気投票で全員に1票ずつ入れたことも今では良い思い出です。

けれど、いつからか小説やDVDやCDを手に取っても嬉しくならなくなりました。
サイトやピクシブを回っても萌えがおこらなくなり、自分で書くこともできなくなりました。
とうとう最近では本誌の展開を読んでいても以前までの熱が湧き上がらなくなりました。
あの頃の滾るような気持ちに嘘は無く、今も一番好きな漫画はと聞かれたらあなたと答えます。
キャラは今でも大好きです。話の展開も大好きです。
けれど、もう801として萌えることも漫画として燃えることもできなくなってしまっていたのです。