目の冥福を祈りながら萎え


クール系天然攻め×癒し系引っ込み思案受け
という個人的大好物を発見しwktkで読み始めた

孤高の存在である攻めに秘密の片思いをしていた受けが
ひょんなことから屋上で攻めと毎週一回お昼ご飯を食べるようになる
二人でいるうちに攻めが意外と天然さんであることに気付いた受けは
その意外な一面に更に惹かれてゆき…みたいな
少女漫画かよ!って王道展開に萌えてたんだけど
途中から攻めの言動になんとなく違和感を覚え出した

受けの手作り弁当を食べた攻めが、受けに「まずい」と言い放った後
「たまごやきのネギが嫌いだからまずい…」と呟いたり
別の日、たまたま弁当を作って来なかった受けに対し
「今日は臭くないんだね」と言った後
「お弁当のいい匂いがしないから、ちょっと残念」と呟いたりする
受けが髪を切ったら「頭変だね」からの
「髪型変わったから頭の感じがいつもと違ってて変。でも好き」

その度に受けは「!?」と傷付いてから「なーんだ。攻め君ったらかわいい」と惚れ直して行くんだが
一読者の攻めに対する好感度はだだ下がりしてく一方だった
ちなみに受け相手だから一応フォローのような物が入っているが、
例えば香水付けてみたモブ子とかには、普通に
「香水付けたんだ。臭いね。変な臭い」みたいな感じ

最後の方で攻めが
「自分はなぜか人に距離を置かれてさびしかった…。
でも受けは一緒にいてくれてすごく嬉しいから好き…」みたいなことを言い出したが
そりゃあその言動じゃみんな距離置くやろと思ってしまい
感動の告白シーンにも萌えられず、自分が萎えてることに気付いた

これ天然とかクールってよりも名前出したら駄目な別の何かなのでは…