あんまり引っ張るのもなんだけど「受けのプライド」みたいな理由なんだと思うよ
金が絡まないからこそ固い友情で結ばれていた金持ちの攻めと貧乏人の受けだったのに
そこに金が絡んだ事で関係が(実は)壊れたが攻めは金持ちの感覚だから
受けが傷ついてる事に気づかず徐々に受けが壊れていってカタストロフにってのを描きたかったんだと思う
攻めが父親に頭下げて受けを救う金を工面したとかではなく
ずっと溜めてたとはいえお小遣いで受けを買い戻す=圧倒的な財力と住む世界の差を思い知る受け
子供を売るようなロクデナシの父親を知られて惨めな受け
しかも「雇われた」事で攻めは意識してなくても「雇用主と使用人」という拭えない立場の差が生まれる
話し相手として雇うなんて明らかに同情だし学校にまで行かせて貰い毒親からも救出される
受けのプライドボロボロだし「救出」された事で帰る場所がなくなってしまう
ここで告白されて「ああ友達だからじゃなかったんだ」と傷ついても受け的には受け入れるしかない
恩を返さなきゃならないから
受けなりに攻めを喜ばせようとキャッキャウフフに調子を合わせて来たけど
恋愛的に好きな訳じゃないから金と引き換えのやっそんで売春と同じだと思って辛かった
しかも幸せな振りをしなきゃいけない心理的負担もあるからわかりやすく辛い生活の方が気持ち的にマシだった
って話だと思う

読む側はこういう「溢れる財力で愛する受けを幸せにするぜ!」って攻めに慣れてるから
その「幸運」を受け入れられない受けが酷い奴に見えるけどキャッキャウフフはあくまで
攻め側の「幸せにしてやってる俺」に酔ってる視点のものだし一次ならまあアリかなと思う