おじさんから見れば、青春なんて有ったと思っても思わなくても同じことだと思うよ。
結局のところある程度の歳になって、思い出すことが自分にとって
良かった事か、悪かった事かの感じ方で変わるだけじゃあないかな。
おじさんは、まぁ〜それなりの歳で家庭もあるし仕事もしているが、
記憶の中では青春なんて、まるでなかったと思っているけど、
他人(ひと)と昔話をしていると、「お前、それが青春なんだよ」なんて
言われることも結構あるんだよ。
因みに、おじさんは小学校3年生の時に同級生の女の子に片思いして、
それをずーっと言い出せなく、それでも思い続けて、
彼女が受験する高校に受かる頭も無いくせに受験して
何を間違ったのか合格して、思い切って2年の夏に恋文(古いね〜)を
友人に託して渡してもらったが、
「○○君のことは嫌いでは無いけれど、私には他に好きな人がいます。」の返事で終わってしまい、
心機一転して進学を志し、猛勉強を開始した頃に母親が死ぬか生きるかの大病を患い、
まぁ、何とか一命は取り留めたんだが半身不随状態で、それでも何とかおじさんは受験を無事通過して、
はれて大学生になり半年ほど大学生活をエンジョイしていた矢先に
父危篤すぐ帰れの連絡が来て、なけなしの生活費を工面して帰省したところ
既に親父はあちらの世界の人になっていて、おまけに生命保険には加入して無いし、
昔のことだから年金の掛け年数も少なく、雀の涙ほどの遺族年金じゃ半身不随の母親と
高校生になったばかりの弟を筆頭に以下2人の弟妹が生きていけるわけも無く
結局おじさんが退学して、土木関係の零細個人企業に就職することのなって
現在に至る訳だが、その間は生活に追われ友人との付き合いも趣味の世界も
ましてや恋愛なんかにはまるで無縁な生き方をしていたが、一応結婚もして
(見合いだけどね)今年の夏に母親を見送って、そんな風に生きてきても
思い起こせば何だか「青春」ってそんなものなのかなって思ってしまうんだよね。
長文失礼、因みにおじさんは現在55歳。