ファンタジーとリアリティの狭間で萎え植え

漫画家パロ
受けは漫画家を目指す青年で、攻めは今をときめく売れっ子漫画家
攻めに心酔している受けは弟子入りをして——的なストーリーだったんだけど
「攻めの作品」としてその作品の作者さんの過去同人誌がめちゃくちゃageられまくる内容で途中から読むのがキツくなっていってしまった…

フェイクだけど
「攻め先生の処女作『○○(作者さんの初同人誌まんまのタイトル)』は、まだ荒削りな線ながらもこの上なく魅力的なかつ美麗な絵と、
主人公とその恋人がオメガバースなる斬新な設定によって宿命付けられた運命に翻弄されつつも愛を貫くというストーリー(その同人誌のストーリーまんま)が
世界中に衝撃を与え、瞬く間に1000万部を売り上げた」
とか
「きゃあっ!攻め先生の新作の××(いつかの同人誌まんまのタイトル)よ!
28ページの攻む様(明らかに攻めを意識したよねって名前)の顔、本当にイケメンなの!!
もう失神しちゃいそう!!ポスターにして飾っておきたい!!
(見るとたしかにその同人誌の28ページ目にすごく気合い入れたと思しき攻めのキメ顔がある)」
「攻め先生の『□□(説明省略)』が映画化!?あの天使のように美しい受く(略)を三次元で再現なんて出来るの!?」

とかいうのが頻繁に入ってしまい、その作者さんのファンだと思っていた自分ですら、
「元ネタ知ってニヤリ」よりも「お、おう…」が先に来てしまった
しかもその作者さん、どちらかというと画伯系の絵を愛とストーリーで補っているタイプだったので尚更……