ヘイトで思い出した今となっては懐かしさしかない二次苗(グロあり)
前提として、そのジャンルではA×B者とA×C者が殴り合っていることが多いけど原作のABCは親友

修学旅行中に突然拉致されて無人島に連れて行かれ、クラス全員で殺し合いをしなければならなくなったという状況下でのA×B

最初はA&Bの協力描写や、惹かれあっていながら
「こんな時に言うべきではない。だって最後の一人しか元の暮らしに戻ることはできないのだから」
と、相手を生き残らせるためにあえて友人のままでありつづけようとする二人の描写に萌えてた
しかし途中で入った「なぜCがいないのか」を説明するための回想が酷かった

最初に「あなた方には殺し合いをしてもらいます」と宣告された時に、本来冷静な性格Cが発狂して大暴れし
原作でAとフラグ立ってた公式ヒロインαを惨殺。しかも即死ではなく数時間苦しんだ末に死亡
→C、運営に捕まって見せしめに電気椅子の刑。失禁しながら死亡する様が克明に描写される

「お、おう…」となりながらもバトロワパロとしてはよくある展開だったのでそのまま読んでたけど
別のシーンで「救急箱の中味が何者かによって滅茶苦茶にされたせいで治療ができず
Bとフラグ立ってた公式ヒロインβが感染症に苦しんだ末死亡」とか
「仕掛けられていた罠のせいで公式サブヒロインγ爆死」というエピソードが挟まる

嫌な予感がしたがやっぱり黒幕はCだった。勿論薬箱云々や罠も全部Cの仕業
最後はA&Bの共闘でCを成敗→不思議な力で他のクラスメートが生き返るも、なぜかヒロインαβγは死んだまま
「もうなにも信じられないし二人で生きていこう…」と思う二人で締め
ついでにA×B、A×C派両方がサブカプ攻めと言う名の邪魔者回収役としてよく起用していたDが
「Cがおかしくなったのは自分がCの告白を断ったせいだから死んで詫びる」と突然の死

なんか清々しい程のCヘイトっぷりと、それに乗じた801的邪魔者排除っぷりに笑えてきた上に
筆力のある人の作品だったので物語としてはとても面白かったんだけど、冷静になると萎えしか残らなかった