ファンタジー原作の二次小説
受Aは魂から肉体を復元可能、魂を分割も可能という原作設定がある

謀略で魂を2つに分割されたA
2つの魂から肉体を別々に再生され、受けが二人いる状態になった。それぞれa、bとする
aは原作のAに近い性格。皮肉屋で記憶を持ったまま力を失い、悪役側に再生される。
ちなみにAは「子供の頃は天真爛漫」という二次設定が蔓延しているんだけど
bはその天真爛漫な性格で、力を持ったまま記憶は失い、攻め率いる正義側に再生された

悪役も正義側もaとbも、記憶と力を持った元のA完全復活の為に小競り合いや色々を繰り広げる
でも結局aとbはもう魂も肉体も別の個体として成立しており元のAに戻れない事が判明する
と、「自分はもう攻めの側にいる資格はないが、bは攻めの側にいてやれ」とaが言い出す。
aはbに記憶も分け与える。攻めはbに記憶が戻った事を喜び、bの手を取りハッピーエンド
aは道中で戦う力を得る代償で死ねない体になっており、悪役側に利用され罪も犯している
+bのやらかした罪も背負い、一人で永遠の贖罪の旅に出て終わる

ハッピーエンドと書いてあったから皆ハッピーになると信じて読んでた時は
aの苦境もラストへの布石と思って萌えてたけど、一通り読み終わって振り返ると
きゃるるん天使なbが攻からの愛とハッピー部分総取りで原作Aに近いaは全く報われてないし
原作でも皮肉屋Aの事をとても大事にしている攻がa放置でbとだけイチャイチャしたりbのモンペ化しだしたり
正義側の友人達もaもbも大事な友達だ!とか言うくせにaへのフォローや気遣い一切無く放置
萎えた