>>169
A一が上様好きなのは一番は認めてくれたからじゃないかな
説明すると長くなるけど武士は伝統的に金を蔑む価値観がある人が多くて
剣でお仕えする紀作タイプと違って金勘定でお仕えするA一タイプが褒められるのは上の人の感覚次第
なのに農民出身のA一を武士の中でも最上級ランクの殿が直接褒めてくれた
最初の方で身分が下の農民が必死で頭も身体も使って働いて蓄財しても
お侍さまに理不尽に金も労力も巻き上げられた上に蔑まれて逆らえない描写があったし
幕府に批判的な知識人層には水戸様が大人気でその血を引く英明と名高い上様も大人気の描写があった
いわばA一にとって上様はアイドルでそれが意見を聞いてくれて褒めてくれたのは二重に嬉しかっただろうし
色々仕事を任せてくれてある意味才能を伸ばしてくれたのは物凄く恩義に感じたと思う
上様がパリに行かせてくれなかったらその後のA一はない訳だから世間から悪く言われれば言われる程
「そんなんじゃない」って庇いたくなっただろうと思うよ
葬儀委員長だの墓だのは自分が成功者となったからこそ上様を守りたい気持ちがあったんじゃないかな
維新で没落して苦しんだ元武士やその子孫の人は全部上様のせいだと思って恨んでるのもいたかもしれないし
(上様自体は長生きした挙句貴族にもなってるし)墓が荒らされないようにと配慮したのかも