***を並べながら苗

攻めはアメリカ人、受けは日本人の遠距離恋愛二次小説
お互い仕事が忙しくあまりに会えないので、どちらかが仕事を辞め相手の国に移住すべきかと悩む攻め受け
だが攻めは国に忠誠を誓うエリート国家公務員、受けは代々続く国の伝統事業の後継者
国を移れば似たような仕事に就くことすらできなくなる
仕事に誇りを抱き人生を捧げてきた攻めと受けにとって簡単に決断できるものではなく
仕事と恋の間で揺れる2人の心情がすごく切なく書かれていた

そんな時、攻めが事故にあい命は助かったものの後遺症の残る怪我を負った
攻めの仕事は身体能力がかなり重要な職だったので、今まで通り働くことができなくなった攻めは退職し日本へ向かう
失意の攻への慰めと励まし、攻めが立ち直るまでの2人のやり取りにも萌えたし
これでハッピーエンドかなと思ってたら結末に唖然とした

立ち直った攻めは再就職するが、それが知人からたまたまポストが空いてるからと勧められた
フランスの語学関係の仕事(攻めは仏語堪能) 職場はフランス!
ラストは空港に見送りに来る攻めと受けで、新たなる旅立ち〜みたいな明るい終わりだったんだけど
ちょっと待って???
こんなに愛しているのになぜ傍に居られない…と半身を引き裂かれるような痛みに耐えてたのは
何だったの?なんでまたわざわざ遠距離を選ぶの?今までは人生を捧げた仕事だったから
簡単に国を捨てられないって説得力があったのに、特に理由があるわけでもない、たまたま紹介されただけの
仕事のためになんでまた離れるの?意味が分からない…となり萎えた