嫌なアハ体験を味わいながら苗


1ヶ月家に帰れないこともざらなくらい多忙な生活を送るエリート攻め×自由人受け

ある時受けが攻めの家族(の代理人の弁護士)に「攻めから離れろ」と言われ、悩んだ受けは攻めの前から姿を消すことを選ぶ
しかし、受けは「攻め両親から圧力を受けて泣く泣く姿を消しただけ。でもそのうち戻るつもりだよ」
ということを伝えるために攻めにだけ伝わるメッセージを残すことにした

・「一生大切にする」と肌身はなさず付けてたペアリングを部屋に残すことで「自分の心はここにある」と伝える
・「他に好きな人が出来た」と絶対有り得ないだろと分かる手紙を置くことで
 何かあったんだということを匂わせる
・そのうち戻るつもりであるという意思表示のために最低限の荷物と通帳やパスポート類だけ持って行き、思い出の品は全部部屋に残した

そして三年後、受けが攻めのもとへ戻ろうとした頃には、攻めは他の女性と結婚して子供まで作っていた
それを知った受けは絶望して衰弱
受けの事情を知っていた友人達は口々に攻めを責め、真実を知った攻めは
「俺はなぜ受けのメッセージに気付かなかったんだ——」
と頭をかきむしっていたけど
正直そんなメッセージ読み取れなくて普通だと思うし
むしろ「だから受けはまだ俺を愛しているに違いない!俺は受けを探しに行く!」
とか言い出したらかなり電波な人だと思われると思うの……