ジルベールって包茎だったの?射精はできた?
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■ 天国の快感(後編)
セルジュと同棲している下宿でジルベールを抱いたダルニーニの部下であるマチアスは、
組織を裏切り、イタリア・シチリア島の大貴族と交渉してジルベールを売り飛ばすことにした
一方、セルジュやパスカルに麻薬を使っていることがバレたジルベールは
無理矢理、養護院に入れられてしまうことを恐れ、この取り引きに同意する
「いいよ、いますぐ連れてって」
「よ…よし、すぐ手配するから待ってろよ」
マチアスは急いで娼館から出て行った
下着も着けず素肌の上に薄いネグリジェ一枚を羽織った姿のジルベールは
阿片と下剤を溶かした媚薬液を浣腸器で吸い上げると、それを床に垂直に立て、その上に腰を落としていった
肛門にノズルをあてがい、一気に腰を落とすと、浣腸器の内筒が体重で外筒の方へ押し上げられ
中身の媚薬浣腸液がジルベールの直腸を満たしていく
ううっ…
浣腸液の成分が粘膜に染みこみ、強烈な性感が腸(はらわた)の底から沸き起こる
誰でもいい…ペニスを突っ込んで…出し入れしたり掻き回してほしい
そんな浅ましい情欲が狂おしいほどにジルベールのからだを燃え上がらせた
フラフラした足取りで娼館入り口の扉をあけると、客を売春部屋に招き入れる時のポーズで外を歩く男たちにかける
数十人の男たちが誘われるまま、娼館に入り込みジルベールと睦み合う
肛門で交接した男たちはジルベールの肛門を満たしていた媚薬液の影響で
阿片中毒患者のように陶酔した状態になり、次々と廊下や階段に倒れ込んでいった
ジルベールは媚薬液を直腸に浣腸されたまま、40人以上の男たちに射精されていく
排泄しようにも次から次へと男たちに受け入れさせられて、マチアスが戻った頃にもまだ接合していた
「なんだ、こいつら…ダルニーニが入れたのか?」
「いや…ぼくが入れた」
「準備ができた。さあ、ぐずぐずするな。すぐ発つぞ」
マチアスはジルベールと繋がっていた男を強引に引き抜くと、
媚薬浣腸をこらえたままのジルベールを馬車に乗せてヴァンセンヌの森を目指す 肛門から男のペニスが抜かれたときに排便しなかったのは、たんにその方が気持ちいいからであるが、
その結果、ジルベールの直腸内には媚薬浣腸液に加え、40人以上の男たちの精液が上乗せで浣腸されたままになった
ダルニーニの追っ手はヴァンセンヌの森に入ったところで追いつき、ライフルでマチアスを撃ち殺す
ジルベールは媚薬のせいで自分を引き取りに来た貴族の馬車の窓にオーギュの幻覚を見て走り出す
ジルベールを引き取りに来た貴族はそれを見て御者 (ぎょしゃ)に指示を出した
「薬でやられてる…だめだ。あの子は諦める。馬車を出せ」
雨で視界の悪い中、馬車を急がせる御者は、不用意に馬車のそばまで近づく子供に気づけない
刹那、馬車の車輪が地面から突き出した岩にぶつかって跳ね上がり、ぬかるんだ地面に転ぶジルベールの腹へと落ちた
馬車の重量は1トン以上はあるという
その重い車輪に腹を轢かれたのだ
圧力で腸の中の精液が媚薬浣腸液とともに一気に肛門から噴き出した
文字通り死ぬほどの排泄の快感――
たぐいまれなる美貌を持つがゆえ、サディストの男たちに性的搾取され続けた絶世の美少年は
いま、人生最高のオルガスムスを味わいながら天国へと駈け登っていった
その後、彼と悲しみの再会をするセルジュは、
ジルベールの死に顔がなぜ歓喜の表情だったのか知るよしもないだろう
「どうだ?」
「だめだ、こりゃ」
「息は?」
「わからん…」
雨が降りしきるヴァンセンヌの森でジルベールの遺体をとりまくダルニーニの部下たちは、
馬車に轢かれた男娼のケガの程度が浅ければ、そのまま娼館に持ち帰り、治療した後、
また薬漬けにして客を取らせるつもりでいたのだ
彼らにとってジルベールは人間ではなく、あくまでも「しのぎ」に使うための家畜
死んでしまったり、役に立たなくなったら捨てるだけの、消耗品のひとつに過ぎない
数時間後、セルジュやパスカルが待つ安下宿前の路上に、変わり果てたジルベールの遺体があった
ダルニーニの指示で「返却」されてきたのだ 数時間後、セルジュやパスカルが待つ安下宿前の路上に、変わり果てたジルベールの遺体があった
ダルニーニの指示で「返却」されてきたのだ
数日後、今度はコクトー家から使者が来て、ジルベールを棺桶に入れて持ち帰っていった
まるで物を取り返すかのように
−後編・了− ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています