セックスしたあと車の中で百目鬼を蹴った時
こいつを受け入れたら俺は俺という人間を手放さなきゃいけない、と矢代は思ってた
その俺は「痛くないと感じない」、トラウマティックな虐待をそれなりに受け入れてきた(つもりの)俺
辛かったって一回も言わないしとっくに壊れてたと思ってても、百目鬼の前で涙し、妹は良かったなって本音も漏らしてたよね
あのあと四年間どうやって過ごしてきたのかなあ矢代
そろそろ分かるかな