矢代が「これが俺の望みだ何が悪い」と言い続けた行為の主体を明らかにしただけでしょ
百目鬼が済ませるのは俺じゃないですよって言ったのは、済ませるのは、済ませたがってる(ということにしたがってる)のはあなただ、ってはっきりさせるためだよ
矢代は矢代の言い方を借りれば自分の吐いた唾を飲むことになった
だから笑えるし泣ける
百目鬼は矢代を愛しているからこそ矢代の背中に触れるのを思いとどまったんだと感じたよ
自傷をやめない人にその痛さを気付かせるのを仕返しとは思わない