チェリまほ最終回についての長文批評なので読みたくない人はスルー推奨


自分はリアタイ時原作未読だけど最終回は不満爆発した派
あの別れ話って安達は自分のネガさや卑屈さを受容できず、黒沢は自分の正直な欲求を伝えられず自己犠牲に徹したのが問題だった
これは魔法が無くなれば浮き彫りになるところだから別れ話を入れたこと自体はありかと思う
だけどその問題点に対し安達はやっぱり黒沢と一緒に居たいって7話で自己解決した事を他者に諭されて再認識しただけだったし黒沢に至っては全く描写されず『もし安達が来たら〜』とか相変わらずの自己犠牲で二人とも成長してないどころか退化してる気さえした
そんな不満があっても度重なる未遂や辛いすれ違いを経てようやくファーストキスを成就させた二人の幸せな様子を見てカタルシスが得られればラブコメとしていい最終回だと思えただろうけどそれすらもなかった
ラブストーリーよりも優先させたはずの成長物語の末路があれって一体何が言いたかったんだろうと未だに思う
心が揺らいだら応援してくれる仲間を頼れ、みたいなことだろうか?
最終回でこなせなかった二人の宿題が映画で回収されることを願ってる