異世界物の一次
導入部分で「この世界では度々魔王が復活するが、それに合わせるように魔王を封印する力を持つ巫女が生まれて世界を救ってきた」という設定が語られていた
で、受けは男であるにもかかわらず「救世の巫女」である事が判明して…という話だった
最初は多くのキャラたちは「男が巫女だなんてそんなバカな」みたいに受け取っていたけど
受けに関わっていくうちに魅了されて「受けこそ救世の巫女に相応しい」みたいに思うようになっていった
そこはまあBLなんだからそういう事もあるだろうという感じだった
しかし、受けが巫女である事に疑問や反感を覚えるキャラが居なくなって久しくなった頃に
それまで具体的に語られる事は無かった受けより前の歴代の巫女たちの事が語られだしたんだが、なぜかその巫女たちが全員男だった
そして、数千年生きて代々の巫女をサポートしてきたキャラも、村人Aも、そして受け自身も「代々巫女は男だった」という事を当然の事として扱うようになっていた
全員、初期は「男が巫女だなんてそんなバカな」と言っていたはずなのだが…
まあ萌え主体の作品の設定なんて作者のその時々の気分であっさり変わっても仕方ないんだけど
初期は「男が巫女だなんてそんなバカな」というネタがけっこう多くの見せ場を作っていたので、さすがに違和感は大きかった