「入墨刑」が行われるようになったのは、江戸時代中期のようだ。江戸や大阪などの都市部に人口が集中し始め、その結果、犯罪が多発。それを抑止する目的で「入墨刑」が用いられるようになった。
 簡単に消すことができない入墨は、犯罪者を区別する方法として、また犯罪者予備軍への見せしめとして最適だったのかもしれない。
腕はまだいい。なぜならば、服を着れば隠せるからである。刑罰なのだからいいも悪いもないのかもしれないが、それでも腕はまだいい。しかし、額は最悪である。
特にやばいのが広島で、初犯時は「一」を彫られ、再犯時はそこに「ノ」が加えられる。3度目に犯罪を犯すと・・・さらに2画がプラスされて「犬」が完成したワン。