単体女優は東大合格より難関 ギャラ300万円でも手取りは半額

一説には4000億とも5000億円の経済規模があると試算されているアダルトビデオ産業。
性欲は景気に左右されないことから「エロは不況に強い」とも言われているこの業界に異変が起きている。
綿密な取材でAV産業の内幕を抉った『AVビジネスの衝撃』(小学館新書)を上梓したノンフィクションライターの中村淳彦氏に話を聞いた。

中村:そもそもAV業界は知名度のわりに、経済規模は大きくない。
レンタルビデオ時代に業界を牛耳っていたビデオ倫理協会が解散して、流通の寡占化が進んだ。
現在の市場規模は超大手流通の2社(DMMグループ、ソフト・オン・デマンドグループ)の売上から類推して、
せいぜい400億〜500億円程度でしょう。

“人間の性欲はなくならない、エロは不況に強い”というのも結果的に都市伝説で、
不況の際にはAVのような娯楽は真っ先に切り捨てられる。無限の右肩下がりの状況は継続中で、
有能な人材はどんどん業界から離れてしまった。アダルトDVDは本当に売れていない。今の状況は限界点に来ています。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150804-00000023-pseven-life