わいせつ整体師、「施術」で100人以上盗撮か
2018年07月03日 15時02分

経営する整体院で女性客の下半身を盗撮するなどのわいせつ行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた
奈良市松陽台、整体師・佐々木雅士被告(45)の初公判が2日、奈良地裁(中山登裁判官)であり、「間違いありません」と起訴事実を認めた。
捜査関係者によると、約4年前に開業した整体院で、施術と客に信じ込ませ、わいせつ目的で盗撮するなどしていたといい、被害者は100人に上るという。

起訴状によると、佐々木被告は昨年12月〜今年2月、生駒市の整体院で、20〜40歳代の女性客3人をうつぶせにさせ、
「オイルマッサージ」の施術と思わせて、下半身を撮影するなどのわいせつ行為をしたとされる。
この日、佐々木被告はネクタイに黒色スーツ姿。前を見据えて検察側の冒頭陳述に耳を傾けた。

検察側は盗撮の手口について、オイルマッサージに使うオイルが入った容器に小型カメラを取り付け、足先から撮影していたことを明らかにした。
「今回起訴された事件は被告が常習的に行っていた行為の一部に過ぎない」とした。

捜査関係者によると、佐々木被告は施術の際、使い捨ての紙用下着に着替えさせ、「施術で必要だから」と呼びかけ、脚から下半身を触るなどしていた。
また、玄関、施術室、トイレに小型カメラ数台を設置。客の着替えの様子や施術中の姿を動画で記録していたという。
公判では「動画撮影は知らなかった」「裏切られた気持ち。(盗撮行為は)正直気持ち悪い」と被害者の調書が読み上げられた。(鈴木彪将)

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180703-OYT1T50013.html