日高川町の男性課長 盗撮で懲戒免職
2018/7/30

日高川町は30日、女性職員のスカートの中を複数回にわたって盗撮したとして、
60歳の男性課長を28日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

今月11日、7日に庁内に設置した防犯カメラの試運転映像を職員が確認中、
9日の映像に男性課長が3回にわたって女性職員のスカートの中にコンパクトデジタルカメラを差し入れている様子を発見。
顧問弁護士などと相談し、13日に男性課長を呼び出し、確認したところ盗撮を認めた。

13日に提出させたデジカメのSDカードには1本5秒程度の動画が30本あり、いずれも同一女性職員とみられる盗撮映像があった。
町ではSDカードを復元したところ、新たに100本の動画と、複数の女性職員の立ち姿や後ろ姿などを収めた画像データ602枚が見つかった。
さらに自宅からは、昨年7月から撮影した動画47本を収めたSDカードが出てきた。
防犯カメラには9日の3回のほか10日に1回、12日に2回、13日に2回の合計8回盗撮する様子が撮影されていた。

町によると、男性課長は2011年ごろから複数の女性を対象に盗撮してきたと話しており、データが見つかった昨年7月以前のものはすでに消去したという。
町では27日に職員賞罰審査委員会を開き、常習性が高いことなどから懲戒免職処分とした。
久留米啓史町長は「職員や住民の皆さまを裏切る行為となり、深くお詫びします。再発防止を徹底するとともに、全職員が公務員としての自覚を持つよう強く指導する所存です」と話している。
今後、動画や画像に写っていた女性職員に伝える。いまのところ被害届は出していないという。

http://www.hidakashimpo.co.jp/news1/2018/07/