感染者のうち死亡した人の割合を示す致死率は7.3%と先月WHO=世界保健機関などの合同調査チームが発表した
中国全体の致死率の3.8%を大きく上回っています。これについてイタリアの専門家は、イタリア社会の高い高齢化率が
背景にある可能性や実際の感染者は確認された数より多く、致死率は、これほど高くない可能性を指摘しています。
EU=ヨーロッパ連合の統計局によりますと、2年前の時点でイタリアの人口で65歳以上の高齢者が占める割合は
22.6%とEU加盟国の中で最も高くなっています。イタリアの国立衛生研究所が14日付で発表した分析では
亡くなった人のうちもっとも多いのが80代で42%余り、次いで70代のおよそ35%となっています。
60代と90歳以上も含めると死者の94%を占めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200316/k10012333151000.html