なんか選ばれてる

「名前のない女たち」の著者、中村淳彦氏が初登場
▼超人気とか旬とか市場価値を一切無視してAV女優に会う…。
××は、現代の尾崎豊と言っていい存在であり、最も神推ししたいAV女優なのだ。【俺の神推しオブザイヤー2016】
http://news.dmm.co.jp/article/992798/

(略)

 なにが言いたいかというと、超人気とか旬とか市場価値を一切無視してAV女優に会う。その中で「誰が俺の神推し」と
問われれば、単なる好みとなる。私はノー天気なバカな女性や、地に足がついていない人は苦手だ。数十人というAV女
優に会った2016年が1年間を費やした長い婚活パーティーとすれば、真っ先に通野未帆に向かう。彼女は簡単に笑顔を
見せないクールな外見、エロい体形、ユルいAV業界に溶け込み切らずに距離を置く姿勢、根拠ないことに踊らされない
ネガティブな性格などなど、すべてが魅力的といえる。AKBでいえば島崎遥香を大人にしたようなイメージか。

(略)

 ソフトオンデマンドの広い会議室で行われた通野未帆の取材は、おそろしく盛り上がらなかった「大学は1カ月で辞めま
した。つまらないから。その後は風俗で働いて、キャバクラやって、出会い系のサクラやって、風俗に戻って。それでAV
女優です。カラダ売ってばかりです」と投げやりな言葉からはじまり、いちいちシーンとした静寂となる。あまりに場が寒い
ので同行するマネジャーは耐えられず出て行ってしまったほどだ。

 子供の頃から常に世を疑い、お花畑なポエムみたいなものは一切信用しない通野未帆は、子供の頃から一貫してなに
もやりたいことがなく、惰性でFラン大学に進学する。奨学金や学費の高騰で貧困に叩き落とされている貧困者が集まる
現在の底辺大学は治安が悪く、彼女は入学直後のオリエンテーション期間に同級生の学生スカウトマンに声をかけられ
る。断り切れず、成り行きでデリヘル嬢になってしまう。

(以下略)