会員制交流サイト(SNS)で、他人の楽しい投稿に嫉妬する人が半数以上いることが、情報セキュリティー会社カスペルスキー研究所(ロシア)の調査で分かった。
楽しむためのSNSだが、さまざまなネガティブな気分にもなる実態が浮かび上がった。

SNSで嫌な気分になった理由(複数回答)は
「他人が自分より良い人生を送っていることを知った(結婚、子供、旅行、休暇)」が54%で最多だった。
次いで「迷惑な広告」が48%
「友達が楽しい休暇の写真を投稿した」が43%となった。
自分の投稿に「いいね!」があまり付かなかった場合を挙げた人は42%いた。

SNSへ投稿する内容は「自分が楽しいと感じたこと」が65%でトップ。
「趣味」が35%、「イベント、パーティー、お出掛けなど」が26%だった。

自分の投稿への「いいね!」を得るために、友達や同僚の恥ずかしい情報や秘密を公表してもいいと考える人が2〜4%いた。
カスペルスキー研究所は「ネットに公開された情報を完全に消すのは困難。犯罪に悪用される恐れもある」と、プライバシーに配慮するよう注意を促している。