高校卒業後は専門学校へ進学。楽しく生きる学生たちに囲まれ、縛られない学校生活を謳歌した。
「専門学校時代は遊びまくりました。細めのブーツにパンツで“アムラー”みたいな格好して、クラブでナンパされてそのままお持ち帰りとか(笑い)。
本当は音もうるさいし全然楽しくないんだけど、クラブで遊ぶことがステータスだったんですよね」
AVにスカウトされたのはその頃だった。
「専門学校在学中に山手線の某駅周辺で “AVに出てみない?”と声をかけられて。
それまでモデルのスカウトはあったけどAVという単語は初めて聞いた。“えっ、ナニ?”とすごく興味をそそられて。
スカウトマンにポケベルの番号を教えたら毎日のようにベルが鳴るので、事務所に話を聞きに行くことになったんです。
仕事内容やギャラを提示されて、自分の興味のままに“やってみたい!!”と決意しました。
その日、そのまま私服や水着、ヌードの写真も撮りましたが、一切抵抗感がなかった。
気持ちよく撮ってもらえるムードを作ってくれたし、新しい刺激への期待感に胸が膨らんでましたね」
1997年10月、大手メーカー・KUKIよりAVデビューを果たした。
「1本目の撮影現場では“もっと声を出して”と注意されましたね。“声は出るものじゃなく出すものなんだ”とも。
それでマネージャーに発声を教えてもらったんですよ(笑い)。
とはいえ生涯続ける仕事でもないだろうしと、専門学校卒業後は一般企業に就職もしました」
しばらくの間、昼職とAVの兼業の日々を送る。セックスの快楽を知ったのはその頃だとか。
「AVでの男優さんの激しいピストンには驚いたし、どんどん気持ちよくなってはいったけど、頭真っ白みたいな感覚はなくて。
けど22歳頃に付き合ってた年上の彼氏と寝バックしてる最中に、初めてズドーンと飛んじゃう感覚に陥った。