子供の頃から常に世を疑い、お花畑なポエムみたいなものは一切信用しない通野未帆は、子
供の頃から一貫してなにもやりたいことがなく、惰性でFラン大学に進学する。奨学金や学費の
高騰で貧困に叩き落とされている貧困者が集まる現在の底辺大学は治安が悪く、彼女は入学直
後のオリエンテーション期間に同級生の学生スカウトマンに声をかけられる。断り切れず、成り行
きでデリヘル嬢になってしまう。

(略)

「あー、死にたいって、ふと思う。日常生活が楽しいときも、死にたくなるし。死にたくなるのは深夜、
寝る前が多い。死にたい、死にたいって頻繁に思う。けどヘタレで勇気がないから死ねない。はは。
あと、自分って生きている価値があるのかなとか。きっと誰からも必要とされていないし、別にこの
世にいなくてもいいのかなって。自分の意志とは違う形で風俗嬢になったときが一番ヤバくて、1日
何十回も死にたいと思った」

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