お互い割と本気の恋をして、2人でこの街を出ようと約束し待ち合わせ場所に来たのは元締めの半グレ。
タコ殴りにされながら、ぐらたんはもう店を辞めて某メガバンクの敏腕営業と一緒になる為に今朝この街を離れた事を知る。
こんな間男でも半グレからは非公式に店の女の子を引き抜こうとした手前、示しがつかないからと殴られる。しかしボコボコにされている事よりぐらたんと会えないと男泣きする俺。
さすがの半グレも泣きっぷりにさすがに引いて思わず行き先の街を教えるも
「俺はななちゃんに裏切られてなんかいない❗彼女は自分で幸せをつかんだんだ、その相手が俺じゃないだけだ。それを追いかけて壊すような真似はしない。俺は何もしなかった、出来なかったんだ❗」
俺は叫んだ。
半グレが消えて俺は道端に倒れた。
手足の感覚がもうない
もうぐらたんは眠っているだろうか?
じゃあ俺も寝るとしよう。離れていても一緒に眠っている、そんな勘違いぐらい今日はしても良いだろう?
もうこのままずっと寝ているんだから…