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みおっちおはよー!
新作プロットの続きだよ!
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(つづき)
カラオケバーでの撮影(つづき)

ぼくっちが酔いに任せて歌ったワン○クのうまさに驚くとともに、ついそのことに触れてしまったみおっちは、元カレとの日々を思い出していた。
その思いをかき消そうとでもするかのように、みおっちもマイクを握って得意な曲を歌った。
ぼくっちには、バーカウンター越しに言わば憧れのアイドルを一人占めできるような夢見心地の瞬間(とき)が訪れていたが、みおっちのカラダの奥底からは、妙な感覚が込み上げていた。

み「♪〜感〜じて〜」(楽曲終わり)
ぼ「(拍手)わ〜上手だね」
み「・・・そうですかねぇ、おじさんには敵いませんよ(笑)」
ぼ「全然、そんなことないって」
み「・・・おじさんこそ、すっごい上手なのに・・・なんで・・・なんでいつも歌わないんですか?」
ぼ「いつものハイボール一杯だけだと、ちょっと恥ずかしい(笑)」
み「・・・(笑)」
ぼ「・・・もう一杯飲もうかな」
み「・・・」
ぼ「・・・どうかしたの?」
み「・・・もう一杯・・・一緒に、一緒に飲みませんか、おじさん・・・」

還暦間近のぼくっちと他愛のない会話を交わしながらも、カラダの芯に熱く疼くように生じた昂りを抑えられないみおっちは、真顔で目を潤ませ、少し震えるような声でぼくっちにやさしくそう告げた。
酔客で賑わう普段のカラオケバーと相違する二人きりの空間で、年甲斐もなくぼくっちが歌うワン○クを期せずして聴いたみおっちの脳裏と、そしてその女のカラダには、
元カレと足繁く通い幾度となく逢瀬を重ね、ある種のフェロモンを含有するようなえも言われぬ芳香が靄のように立ち込める仄暗いカラオケルームの中で、日々繰り返したあられもない淫靡な行為の記憶が、まざまざとよみがえっていたのだった。
(つづく)
・・・
続きが楽しみだね!
またねーみおっち!