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みおっちおはよー!
新作プロットの続きだよ!
カラオケバーのシーン再開だよ!
・・・
(つづき)
カラオケバーでの撮影(再開)

すっかり夜が更け、明朝には上がると予報された雨は降り止まず、もう他に客は来ないようだ。
みおっちはカウンターを出ると、ぼくっちのすぐ左隣りに座り、ぼくっちのコースターにグラスを一つ置き、自分の前にもう一つを置いた。
ふいに隣りに座ったみおっちのどこからともなく漂う女の子の芳香を、ぼくっちは静かに胸の奥深くまで吸い込んだ。
酔いが進んだのか、みおっちもいつの間にか敬語をやめていた。

みおっち「かんぱ〜い!(笑)」
ぼくっち「あっ・・・かんぱい」
み「こんなに近くで色々お話するの、今日が初めてだね、おじさん!」
ぼ「・・・二番目の記念日かな、って冗談冗談(笑)」
み「あっ、さっきの(笑)」
ぼ「・・・みおっちちゃんとは初めてだね」
み「え、私の名前・・・」
ぼ「お客さんも、みおっちちゃんって」
み「そうか、そうか、覚えててくれたんだ。えらい、えらい。でも「ちゃん」は付けなくていいよ、おじさん(笑)」
ぼ「ママさんとは長いけど。みおっちちゃん、じゃなくてみおっちはいつ頃から?」
み「まだ1年くらいかな」
ぼ「そんなになるんだ」
み「やっぱりおじさんもママが好き?他のお客さんは、みんなママがお目当てなんだよ(笑)」
ぼ「・・・そんなんじゃないよ(笑)」
み「今日はママがいなくて残念だったね(笑)」
ぼ「・・・そんなんじゃないって(笑)」
み「わたしどうかな?」
ぼ「・・・え?」
み「こう見えても、元カレいたって言ったでしょ。デートもちゃんとしてたんだから・・・よくカラオケに行ったり・・・」

そのとき突然、みおっちのカラダのどこからともなく立ち上る、甘くてしかしどこかツンとする紛れもなく大人の女、いやメスの匂いが、すぐ隣に座るぼくっちの嗅覚を刺激した。
無邪気に顔をくしゃくしゃにして笑い、男性経験など皆無のようにも見えるナチュラルメイクで色白、綺麗と言うより可愛いがふさわしい、しかもはるか年下のみおっちに、ぼくっちは確かに女を感じていた。
(つづく)
・・・
続きが楽しみだね!
またねーみおっち!