もちろん家族だから同居しているわけで、ひとつ屋根の下に血の繋がりもない私と彼とが違和感なく暮らしていることに戸惑いを隠せない
なんか婿養子を遠目で眺めたり、玄関で靴紐を結ぶ後ろ姿に目元が綻んで肩にそっと手を置いたり、そっとたまにたわいもなく話したりするだけなんだけどなんだか心がじんとする
子どもの報せはまだまだないみたいで、それがなんだか嬉しいのは女としてのパッションなのか否か複雑な気持ち
彼のお風呂の後に湯浴みをすることがあるんだけど、かすかに雄の匂いがしなくもないけど、ときめいてる自分がいることにも驚きを隠し得ない