その夜、佐藤課長を送り出した妻がベッドに滑り込んできた時、いつもと違う熱気が肌を伝ってきた。
彼女の身体から立ち上る、濃厚で甘い残り香。それは俺のものではない、佐藤課長の、野蛮な性の痕跡だった。

「凄い激しかったよ…」

妻は枕に顔を埋め、濡れた声で囁いた。彼女の言葉は、まるで熱い湯気のように俺の心臓を蒸し上げる。

「ホテルに入るなりキスされて、ブラウス脱がされ、胸を鷲掴みにされて…」

その一言一句が、まるで録音されたテープのように鮮明に脳裏で再生される。真面目一辺倒のビジネスマンの仮面の下で、佐藤課長が妻を支配した、その暴力的な熱情。

「…課長の太いペニスで奥まで突かれて、何度もイッちゃった」

興奮は最高潮に達し、俺は、まだ課長の精液の残火を宿す妻の肢体を求めずにはいられなかった。
妻の太ももに顔を埋めると、潮と混じり合った課長の匂いが、鼻腔を深く刺激する。

濡れたばかりのその膣に、俺のペニスが滑り込む。課長の濃い精液が、潤滑油のように俺の動きを助けた。
その瞬間、俺はすべてを悟った。この熱は、この快感は、俺と妻の二人きりのものではない。
佐藤課長という第三者が、このベッドの上に存在している。その支配と残滓に興奮し、俺はあっという間に、妻の体内で果ててしまった。

翌日、社内で佐藤課長とすれ違った。書類を手に、真面目な顔で部下に指示を出すその姿は、昨夜の獣とはかけ離れている。