【乃木坂46】官能小説 [転載禁止]©bbspink.com
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閑静な住宅街の中にあって生田邸も他に劣らない豪邸であった。
そのドアがゆっくり開いてまず奥様が「先生、ようこそお越しくださいました」と挨拶した後、
促されるように絵梨花が「こんにちは」と恥ずかしそうに声を出した。
僕がピアノ講師となってはじめての生徒、それが絵梨花だった。 「ここのCツェーは中指から弾き始めるといいよ」
「中指ですか?」
「絵梨花は親指から入ってしまうから後半は指が絡んでリズムが崩れてしまっているんだよ」
彼女はキョトンとした表情で、言っている意味はわかるがどうしていいかわからないといった風だ。 「いいかい、こうしてね」
僕は身を乗り出して鍵盤に手を乗せた。
瞬間、絵梨花のほんのり甘い香りが僕の鼻をくすぐった。 素直な絵梨花は僕に言われた通りに弾いてみる。
何度も何度も繰り返して、そうして指遣いを体に染み込ませていくのだ。
鍵盤と向き合って没頭する彼女。
その体のラインを後から僕が舐めるような視線で見つめていることも知らずに。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています