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初霜「うぅっ…あぁ…提督…気持ちいいです。」 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/09/02(水) 14:57:53.76ID:1pJKiy7a
 特に誰かに目撃されるという事も無く私達は無事提督の自室に着いた。
「汚い部屋だが勘弁してくれ。とりあえずベッドにでも腰掛けてて。」
 汚い部屋と形容したがそこまでの汚部屋という訳でもなくそれなりに整理はされている。提督は奥で軍服を脱いでいる。これからする事を考えると少し不安だが後はなるに任せるしかあるまい。

「…初霜。もうそちらは大丈夫かな?」
「準備」を終え私の隣に座った提督はそう尋ねてくる。
「…はい、準備万端ですよ。」
 その言葉を合図に提督は私を自室のベッドに押し倒した。鍵はかけてあるし、提督の自室なら執務室の様に急に誰かが入って来るという事も無いだろう。

 怖い

 だが、同時に提督と一つになりたいという願望が心に浮かぶ
0118新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:52:48.82ID:CeCnuCLr
小さいころのヤブ(以下ヤブ)「――ーうっ・・・、うぇっ・・・、うぇっ・・・・・・」
???「どうしたの? 亮太郎くん」

 着物姿の女性は、その少年に語りかけた。

ヤブ「―――加護女・・・・・・」

 少年は、空き地の隅にあった物を加護女と呼んだ女性の前に出した。
 それは・・・ ズタズタに引き裂かれた猫の屍骸だった。

ヤブ「家じゃ飼えないから、土管の下で飼ってたんだ・・・
   それで今日来たら・・・」
加護女「――多分、野犬に襲われたのね」


ヤブ「――僕がもっと早く行ってれば・・・ うぇっ・・・」
加護女「・・・・・・亮太郎くん、今みたいなことは一度じゃないわ。
    人が生きていく以上、大切なものを無くしてしまうかも知れない。
    でも・・・ 亮太郎なら守ることができるはずよ。
    この子は残念だったけど、また同じようなことがあったら・・・」
ヤブ「――うん、僕、強くなる」

加護女「――この子の名前は?」
ヤブ「・・・ミケ」
加護女「さァ、ミケのお墓を作りましょう」
ヤブ「・・・うん、解ったよ、加護女」
0119新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:53:06.07ID:CeCnuCLr
   (――守ることが出来る・・・?、守ることが・・・?)」



ヤブ「ハッ!」

 ヤブは目を見開いた。

かがみ「わ、私は構わないから、つかさには・・・」
つかさ「お、お姉ちゃん・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」

ヤブ「(俺なら・・・守ることが出来る・・・、俺なら・・・)」   (ブチッ)

 ヤブの意識は、その瞬間弾けとんだ。


ヤブ「ウ・・・ ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

コータ「なっ!?」
ヤマシュー「ヤ、ヤブ!?」

ヤブ「ウオオオオオオ!!!」

 コータ達が声をかける暇も無く、ヤブは少し前まで自分が座っていた椅子を持ち上げ、
 奥の席のドク・ロットンに向かって突進していった!!
0120新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:53:22.26ID:CeCnuCLr
ドク・ロットン「何!?」
ヤブ「ウオオオオオオ!!」


   ドガアアアアアア!!!


 ヤブは持っていた椅子を、ドク・ロットンに思いっきり叩きつけた!!


ドク・ロットン「・・・チッ、この程度、蚊に刺されたほどもないわ!!」
ヤブ「ゼェ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・」

 ヤブの渾身の一撃も、吸血鬼であるドク・ロットンにはさほど効かなかったが・・・ 無駄ではなかった。

   (ドタドタドタドタ)

みゆき「今のうちです!」
こなた「早く!」

 ――そう、ヤブの一撃にドク・ロットンが気を取られた隙に、こなた達が逃げ出す隙ができたのだった。

ドク・ロットン「なっ!?き、貴様ァ!!」  (ガシッ)
ヤブ「ウグッ!」

 ヤブの首を締め上げるドク・ロットン。だが・・・
0121新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:53:44.19ID:CeCnuCLr
こなた「ほあたあああああああ!!!」


   (ドカアアッ!!!)

 こなたの放った飛び蹴りが、ドク・ロットンの後頭部にヒットした!!

ドク・ロットン「ぐおおおっ!?」 ドサッ

 ドク・ロットンの手の力が抜け、ヤブの体が自由の身となった。


ヤブ「―――ゼェ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・」
こなた「こっちです!早く!」

 こなたに手を引かれ、ヤブはその場から離れた。



赤い稲妻「ド、ドク!!」

 突然の状況に取り乱す赤い稲妻。その瞬間・・・・・・

神楽「ほあちゃアアアアア!!」

 (ボゴオオ!)
0122新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:54:00.92ID:CeCnuCLr
 神楽のハイキックが、赤い稲妻の顎にクリーンヒットした!!

赤い稲妻「う・・・ うごおおおおおお!!」

 その場に倒れこむ赤い稲妻。

神楽「銀ちゃん!新八!」 (ジャキッ)


   ドガガガガガガガガガガ!!!


 神楽が番傘から放った弾丸は鎖を破壊し、銀時と新八の拘束を解いた。

新八「よっと・・・ ありがと、神楽ちゃん」
神楽「後で酢こんぶ100個おごれよ、コンチクショー」
銀時「ケッ・・・ 相変わらず可愛くねーな。10個までならおごってやる」

 また完全にピンチを脱していないにも拘らず、普段のように談笑する万事屋メンバー。


張鳳「させるかァ!!」 (バシュッ!!)

 張鳳は銀時たちに向けて、閘打烈球を放った!!
0123新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:54:25.52ID:CeCnuCLr
  (ギュウウウン!!)

銀時「!? ・・・まずい、避けられねえ!!」
新八「くっ!」

  (ビュン・・・ バシイイイィッ)

銀時「―――え?」

 銀時が恐る恐る目を向けると、張鳳の閘打烈球は、突如割り込んできた
 何者かによって受け止められていた。

コスプレ店員「・・・・・・」

 球を受け止めていたのは、ついさっき白いコートの男性客に
 注文をとっていた制服姿のコスプレ店員だった。

張鳳「貴様・・・ 普通の人間ではないな!!」

 張鳳は構えなおし、コスプレ店員と対峙する。

コスプレ店員「閘打烈球・・・ 東アジア宝竜半島に本部を置く暗黒組織『宝竜黒蓮球』の中で
        発展し、この時系列の『現在』における『テニス』の源流となった殺人技の
        一つ・・・。この技を得意としていた宝竜黒蓮球のメンバー『張鳳』は
        今から大分昔に『天桃五輪大武会』にて『男塾』の当時二号生であり、
        現民族派系政治結社会長の『赤石剛次』と戦い、死亡したはず・・・
        ――しかし今、こうして私の目の前にいる・・・」

張鳳「小娘、貴様の名は!?」
0124新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:54:47.16ID:CeCnuCLr
 怒り交じりの口調でコスプレ店員に問う張鳳。

コスプレ店員改め「・・・・・・北高2年6組、長門有希」


 ―――戦況は、徐々に変わりつつあった・・・・・・
0125新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:55:17.59ID:CeCnuCLr
939 名前:新章/ネットの情報は結構ガセが多いから気をつけろ・SSテスト:2007/10/06(土) 22:54:48
○ヤブ→過去の記憶に駆られ、こなた達をドク・ロットンから救出
○こなた達→ドク・ロットンに襲われるが、ヤブに助けられる
○万事屋メンバー→こなた達救出の隙を突き、赤い稲妻から逃れる
○長門有希→張鳳と対峙
●赤い稲妻、ドク・ロットン→共に一時的にダウン
●張鳳→長門有希と対峙
○加護女→ヤブの幼少期の回想に登場。


【今回の新規登場】
○長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)
北高2年6組の女子生徒にして唯一の文芸部員。ハルヒが文芸部室を乗っ取った際、SOS団団員その2として
組み入れられた。ハルヒ曰く「SOS団に不可欠な無口キャラ」。無口で無表情で無反応で無感動だが知識欲、
食欲は旺盛で読書を好み、いつも分厚い本を読んでいる。感情表現に乏しく、表情の変化はキョンしか判らない
ほど少ない。口を開いても淡々と短い言葉でしか話さない。ほとんどの場面で北高指定の制服を着ていて、
冬場はその上にダッフルコートを着ている。起伏のない体型をしていて、朝比奈みくるとは対照的。キョン
には好意を抱いているようで、キョンの言う事なら素直に従うだけでなく、最終的な決定権を委ねることも多い。
彼女の正体は、情報統合思念体によって造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース
であり、簡単に言えば宇宙人。ハルヒの能力が活性化した頃より三年前頃に生み出された。キョン達
が三年前に遡行した際も現在と変わらないような姿をしていたことから、身体的成長という概念があるのかは不明。
平時の動作は極めて少ないが、環境情報を改竄することが出来るため、いざというときには常識の範疇を越える
身体能力を発揮する。SOS団の中でも飛び抜けて万能であるため、メンバーの信頼も厚い。因みに、情報操作時に
SQLを使用していると思われるセリフがある。入学当初は情報統合思念体から与えられた多くの情報操作能力を
所有していたが、より自由に活動をしたいという思いから、自らの能力を意図的に消失させて人間らしい一面を
手に入れている。コンピュータ研に準部員としてたまに訪れており、部員からは最敬礼されている。
そのコンピ研部長曰く「世界最強にコンピュータと相性のいい逸材」。
0126新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:55:47.67ID:CeCnuCLr
○加護女(私は加護女)
依頼された家の人間を不思議な力で護る謎の女性。主に空を飛べる、妖怪や悪霊などと
戦い消滅させる、カゴの目を描き別の空間に移動できる、人の心の中に入り会話ができる、
時間を操れるなどの能力を持っている。 数百年前の過去や元・加護女も登場している事から、
1人の人物ではなく何百年にわたり存在しており、時代ごとに何人もの加護女が活動している。
弱点は籠の中に入れられること。

新規キャラ紹介を忘れてました(汗)
0127新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:56:18.91ID:CeCnuCLr
張鳳「・・・いざ参る!」
長門「・・・・・・」

 張鳳は衣服の裾から鉄球を取り出す。ただ、先ほどまでの鉄球と
 形状は同じだが、それに加え、長いゴムロープと鋭い棘のついた
 錨がついている点が決定的に違っていた。

張鳳「・・・フンッ!」
長門「・・・・・・?」

 張鳳は錨を思い切り床に投げつける。
 錨は音を立て、床に深く埋まった。

張鳳「思い知るが良い!この世で最も完成された、黒蓮珠の殺人技の真の恐ろしさを!!」 (バッ)

 張鳳は鉄球を中に放り上げ・・・

張鳳「宝竜黒蓮珠・閘打烈球!!」

 長門に向けて、鋼鉄のラケットで鉄球を打ち放った!!

長門「!!」 (バッ――)

 長門はすかさず、襲い来る鉄球を回避した!
 避けられた鉄球は、ゴムロープの反動で張鳳の元に戻ってくる!

張鳳「フッ・・・ 鋼球の時速は300キロ。直撃すれば、骨をも粉砕する威力がある!
   そして、この鉄製のラケットで打ち返すことにより速度は倍加する!!」 (ガシィッ)
0128新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:56:45.86ID:CeCnuCLr
 張鳳は、さらに鉄球を打ち返した!!

長門「・・・」 (ギュン―――)

 長門は、再び鉄球を回避する。

長門「残念ながら張鳳、あなたの攻撃速度では、私に当てることは計算上、まず不可能」
張鳳「フッ、多少腕に覚えがあれば一個の球からは身を防げよう。
   だが、この閘打烈球の真髄はこれからだ!!」

 張鳳は、戻ってきた鉄球をラケット上で弾き――

張鳳「奥義・閘打無限球!!」

 懐から無数の鉄球を取り出し、ほぼ同時に長門に打ち放った!!

 ガッ! ガッ! ガッ! ガッ! ガッ! ガッ! ガッ!  ギュン!!

 無数の鉄球が長門を襲う!

長門「くっ・・・・・・」 (バッ――)

 長門は体をそらせ、バック宙して無数の鉄球を回避するが・・・

梁皇「隙ありィィ――――!!」
長門「!!」

 長門が着地した隙を狙い、梁皇が斬りかかってきた!!
0129新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:57:05.08ID:CeCnuCLr
長門「・・・・・・くっ」 (バシュッ―――)

 長門はギリギリの所で避けた、だが―――

梁皇「フッ、見せてやろう。この梁皇最大の必殺技を!!」
長門「!!」

 梁皇は両手をクロスし、手を自分の腰に当て、そして―――

梁皇「梁山泊秘奥義・枯渇噴血霰!!」 (シュバッ)

 手を振り上げ、透明なガラス状の物体を長門に向けて投げつけた!!

長門「・・・・・・」 (ビッ――)

 梁皇が放った“何か”長門の右肩に当たった。
 長門は体制を立て直したが・・・

 シュボオオオオオオオオ

長門「!?」

 長門の右肩の傷を受けた箇所から、多少の血液が噴出された!!

長門「・・・細いガラス製のパイプ・・・ 恐らく古代中国で手術に使われた医療器具の一つ、噴血針・・・
   ・・・結合、再構成」

   キイイイイィィィィィィ・・・・・・ バシュッ!!
0130新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:57:35.47ID:CeCnuCLr
 長門の体が光に包まれて再構成され―――なかった!?

長門「――なっ!?」

 予想外の状況に、驚きを隠せない長門。

梁皇「フフッ、残念だったな、長門有希。貴様の事はDIO様から既に聞いている。
   何でもここ最近、関東周辺を歩き回って、我々の他、ネスツやDショッカーに
   手出しをしているそうだな。貴様への対策として、このビルの周辺に配置してある
   部下に、貴様の能力を抑制する装置を持たせてある。気付かなかったか?」
長門「・・・・・・・・・」

 長門の顔が、微妙に歪む。梁皇はさらに問答を続けた。

梁皇「貴様の目的は“涼宮ハルヒ”の筈。その為にそやつの所在する高校に貴様も
   潜入したはずだ。だが、関東中をわざわざ回って我々に手出しをしてるため、
   出席日数も多少危険だとか・・・ 所詮思念体の手駒である貴様がなぜそこまでして
   我々に歯向かう?」
長門「・・・・・・答える理由は無い」

 長門はそう答えながらも傷口を押さえる。血はなお止まらない。

梁皇「いいだろう・・・・・・ おい、ロットン、赤い稲妻、いつまで寝ている!!」

 梁皇は、未だ倒れているD・ロットンと赤い稲妻に大きな声で一喝した!

D・ロットン「う・・・ うう・・・ よ、よくもこの俺を足蹴にしやがったな・・・」
赤い稲妻「・・・不覚を取ったが、次は討ち取る!!」
0131新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:58:00.26ID:CeCnuCLr
 梁皇の大声に反応し、D・ロットンと赤い稲妻も起き上がる!

梁皇「・・・フッ、これで4対1。再構成を使えない状態の貴様にとっては厳しい状態になったな」
赤い稲妻「・・・悪いが、戦士たるもの女子にも容赦はせん」
D・ロットン「俺達に逆らった事を、地獄で後悔するんだな!」
張鳳「―――覚悟!!」

 梁皇達は、一斉に長門に襲い掛かった!!

長門「(・・・・・・状況は厳しいが・・・やむを得ない・・・)」



 長門有希が梁皇達と戦闘している頃、銀時達は、既に長門の背面から離れ、
 コータ達のいる入口付近に移動していた。コータ達の他には、従業員や、他の客達もいた。
 既に店内はボロボロになり、椅子や机の残骸が散乱している他、壁や床も酷く剥げている。

ヤマシュー「だ、大丈夫だったか?お前ら?」
新八「は、はい・・・ 何とか・・・」

コータ「おい、ヤブ、おい、しっかりしろ!!」
真紀「ヤブさん!!」

ヤブ「・・・・・・・・・・・・(白目をむいて気絶している)」

 コータ達はヤブを揺さぶるが、ヤブは気絶して目を覚まさない。
0132新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:58:19.46ID:CeCnuCLr
かがみ「この人がいなかったら・・・ 私達、殺されてました」
みゆき「・・・本当に感謝してます」
ヤマシュー「こいつにここまでの度胸があったとはな・・・ 見直したぜ・・・」

 ヤマシューは、気絶しているヤブの額に手を置く。

真紀「・・・それより、どうします?今ならドアに向かってダッシュすれば
   捕まらずに逃げられると思いますが・・・」
ヤマシュー「・・・何言ってる、ヤブは自分の命も顧みず泉さん達を助けたんだ。
       あの戦ってる長門って子を見捨てて逃げられないぜ」
真紀「そ・・・ そうですよね・・・ すみません・・・」


白いコートの男「・・・・・・・・・(ゴニョゴニョ)」
コータ「・・・ん?」

 コータが気付くと、近くで先ほど長門に注文を受けていた白いコートの男性客が
 トランシーバーを手に、誰かと連絡を取っていた。

コータ「お、おい!テメエ何してやがる!奴らに気付かれたらどうすんだよ!?」
白いコートの男「・・・うるさい、少し黙っていろ」

 白いコートの男は、高圧的な口調でコータに返答した。

コータ「な、なんだと!?テメエ・・・」
ヤマシュー「落ち着け、コータ!奴らに気付かれたらどうするんだ!」

 ヤマシューは、店内の梁皇と張鳳の方を見ながらそう答えた。
0133新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:58:44.69ID:CeCnuCLr
白いコートの男「(ゴニョゴニョ)・・・・・・・・・解った、頼んだぞ、磯野。
         おい、貴様ら、このビルの屋上に向かえ」
こなた「屋上?」
コータ「な、何でだよ、下に行けばいいじゃねえか!」

 白いコートの男の突然の発言に驚くコータ達。

白いコートの男「ヘリを呼んだ。あと数分したらこのビルの屋上に到着するはずだ。
         先ほど窓からビルの下を見たが、既にゾンビらしき怪物に囲まれていた。
         下に逃げてもやつらに喰われるだけだろう」
ヤマシュー「チッ・・・ 既に囲まれていたって訳か。逃げなくて正解だったな・・・」
白いコートの男「解っているならさっさと行け。ヘリが近づいている」

 白いコートの男は一同に屋上に行くよう促すが・・・

新八「ち、ちょっと待って下さい、あの長門って子はどうするんですか!?
       まさか見捨てないですよね、ヤブさんは泉さん達を・・・」
白いコートの男「・・・・・・俺が奴らの注意を惹きつけ、その隙にあの小娘を連れて屋上に向かう。
         貴様らは気にせず屋上に向かえ」
ヤマシュー「・・・信じていいのか?」
白いコートの男「行けと言ってるだろう。グズグズしてると奴らに気付かれるぞ」
コータ「お・・・ おう・・・」


かがみ「あの・・・ あなたは一体・・・」
白いコートの男「気にするな・・・ 行け・・・」

 ふと、かがみは男のベルトの銀色のバックルを見た。
 ベルトには“KC”と書かれていた!
0134新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:59:03.04ID:CeCnuCLr
かがみ「ま・・・ まさか・・・ あなたは・・・ 海馬コーポレーションの社長さん!?」
こなた「えっ・・・ マ・・・ マジ!?」
海馬「・・・・・・フン」

 そう、彼こそは、年商1500億の大企業“海馬コーポレーション”の現社長、海馬瀬人その人だった。
 彼は現在、仕事の都合でこの春日部市・秋葉腹にきた訳なのだが、東京の秋葉原や、埼玉の秋葉腹を
 中心に広がっているコスプレ喫茶ブームを今後の事業の参考にと観察するため、仕事の合間を縫って
 この店に足を運んだら、事件に巻き込まれた・・・ という事情であった。かがみが彼の顔を見た記憶が
 あったのは、恐らくTVでインタビューした時の事を覚えていたのだろう。

海馬「―――さっさと行け」
銀時「オイ待て、あんた一人で女子高生を救出して、カッコよく決めようったって、
   そうは行かねーぜ」

 銀時は、掃除用具入れから引っ張り出したと思われるモップを片手に海馬に言った。

海馬「・・・・・・何?」
神楽「そーアル。私はまだ戦えるアルよ。さっきの筋肉ヤローに一泡吹かせるアル」
新八「全くです。やられっぱなしじゃ気がすみません」

 神楽と新八はそれぞれ、番傘と清掃用の箒を手に銀時に続いて海馬に言った。

海馬「フンッ・・・ 勝手にしろ。戦わない奴は屋上に向かえ。下の奴らが来るぞ」
つかさ「え・・・ えぇっ!?」

???「ウゴオオォオォ・・・・ ウゴゴゴゴォォオォオオォ・・・」

 ・・・・・・実際、階段の下の方から、気味の悪い呻き声が聞こえてきた。
0135新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 20:59:32.52ID:CeCnuCLr
真紀「は、早くしないと!!」
ヤマシュー「行くぞ!!」


 (ドタドタドタドタ)


 銀時、新八、神楽、そして海馬瀬人を除く一同は屋上へと上がっていった。
 4人が残ったのを見計らい、海馬は作戦を万事屋メンバーに伝えた。

海馬「まず俺が奴らの注意を惹きつける。その隙を突いてあの小娘を助けろ」
新八「ひ・・・ 惹きつけるったって・・・ どうやって・・・?」

 新八は海馬に問う。万事屋メンバーは海馬とは初対面だ。
 従って、彼らはまず海馬がどうやって梁皇達の関心を長門から移動させるか、
 その手段を知ろうとした。だが・・・

海馬「・・・そんな事はどうでもいい。行くぞ」

 ――――海馬は華麗にスルーした。

銀時「い、行くったって、どんな手段で・・・」
海馬「・・・まあ見ていろ」

 海馬は、すかさず手にぶら下げていたトランクケースを空けた。

   (ガチャッ)
0136新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:00:05.31ID:CeCnuCLr
新八「うわっ・・・」

 海馬のトランクケースの中には、大量の絵の書かれたカードがびっしりと詰まっていた。
 異世界から着た万事屋メンバーには何だか解らなかったが、これこそ、この世界で
 凄まじい人気を博しているI2(インダストリア・イリュージョン)社の発行する
 TCG「デュエルモンスターズ」だった。
 詳細を知らない銀時達には解らなかっただろうが、ケースの中のカードは、「ヤマドラン」
 「ホーリー・ナイト・ドラゴン」「きまぐれの女神」「アビス・ソルジャー」
 「ヴィクトリー・ドラゴン」「究極完全態・グレート・モス」「コスモクイーン」
 等々、かなりの希少価値を持つレアカードで占められたいた。 ・・・もっとも、今の海馬に
 とって重要なのは、ケースの蓋の裏の部分に固定されている円盤状の機械の方なのだが。

海馬「・・・・・・」 (ガシャッ)

 海馬はその機械「デュエルディスク」を腕に装着すると、先程のケースから
 「燃えさかる大地」と書かれたカードを取り出す。カードの表面には、
 大地が炎に包まれ、焼き尽くされる様が描かれていた。
 海馬はそのカードを、ディスクから飛び出た板状の部分にセットした。

   バシュウウウウ――――



 その頃、長門と梁皇達の戦闘は、長門が押されている形になっていた。
 流石の長門でも、能力を封じられた状態で巨体の吸血鬼4人を相手にするというのは、
 かなり厳しい状態であった。長期戦となった今では、生前から屈強だった上に、吸血鬼と
 なり不死身の体を得た梁皇達の方が有利であり、能力抑制で体の再構成が出来ない長門は、
 その体に大量のダメージを蓄積する事となった。
0137新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:01:20.33ID:CeCnuCLr
梁皇「梁山泊秘奥義・枯渇噴血霰!!」 (シュバァッ!)
張鳳「宝竜黒蓮珠奥義・閘打無限球!!」 (ギュバァァッ!)
赤い稲妻「冥凰島奥義・悪魔の赤い稲妻!!」 (ビカァァッ!)
D・ロットン「シックス・オン・ワン!!」 (ドコォッ!!)

 梁皇は無数の噴血針を、張鳳は無数の鉄球を、
 赤い稲妻は強力な電撃を、D・ロットンは拳銃による早撃ちを
 長門に向け、一斉に放った!!

    シュババババババ!!!!

長門「くっ・・・・・・」

 長門は梁皇達の激しい攻撃を、紙一重でかわした!!

梁皇「チッ・・・ だが、その体では、戦う力もそろそろ限界だろう」
長門「ハァ・・・ ハァ・・・」

 長門は梁皇達から離れるように後方にバックステップする。
 長門の姿格好は酷い事になっており、制服は所々傷だらけになり、
 体にも数箇所、細かい傷や火傷が転々と広まっていた。

梁皇「次は逃がさん、止めだ!!」

 梁皇達はそれぞれ技の構えを取り、長門に向け放とうとしたが―――
0138新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:01:40.15ID:CeCnuCLr
    ボワアアアア

 突如、何も無い空間に、一気に火炎が広がった!!

D・ロットン「な、何いィ!?」
梁皇「ヒイイ―――!!」

 突然の火の手に、慌てふためく梁皇達!

長門「―――これは・・・ 本物の炎じゃない!?
   ―――間違いない、これは立体映像。この技術系統は・・・」


海馬「今だ、行け!!」
銀時、新八、神楽「うおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 店内の奥の方から、銀時達が駆け抜けてきた!!

長門「―――なっ!?」

 突然の乱入者に、驚きの顔を隠せない長門。

新八「だ、大丈夫ですか?」
銀時「チッ・・・ 若いからって無茶するもんじゃねーぞ」
長門「あなた達は・・・ さっきの・・・」
海馬「何をしている! 早く来い!」
神楽「行くアル!」
0139新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:01:57.55ID:CeCnuCLr
 神楽が長門の手を引き、銀時達はソリッドビジョンの炎を潜り抜けて海馬の待つ入口に向かう!!

銀時「よっしゃ!もう少しだ!」
新八「よし、あとは早く・・・」


   (ガシッ)


銀時&新八「ん?」

 ほぼ同時に、銀時と新八の足を“何か”が掴んだ。

銀時「・・・・・・新八くん、新八くん、今なんか俺の足・・・ 誰かに掴まれてない?」
新八「・・・・・・奇遇ですね、銀さん・・・ なんか僕の足も、今誰かに掴まれてる感触があるんですよ・・・」

 ――――青ざめ、冷や汗をかく二人。

銀時&新八「・・・・・・・・・そ〜〜〜〜・・・・・・」

 銀時と新八は、そろりそろりと、自分達の足首を覗き込んだ。

屍生人「オゴゴォオオ――――」

 二人の足首を掴んでたのは・・・ D・ロットンに血を吸われ息絶えたはずの
 干からびた男性客の死体だった!!

銀時&新八「ウ・・・ ウギャアアアアアアア!!!??!???」
0140新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:02:27.39ID:CeCnuCLr
 ・・・無理も無い。いくら数々の修羅場を乗り越えてきた銀時達でも、
 流石にいきなり死体に足首を掴まれたら、そりゃビビルだろう。
 しかも屍生人は二人の足首を強い力で掴み、話そうとしない。

新八「は・・・ は・・・ 放せええええぇぇぇぇ!!!」 ドカッ! ドカッ! バキッ!
銀時「うおおおおおおおおおおお!!!」 バキッ! ドカッ! ドカッ

 二人は屍生人をモップと箒で殴打するが、何の反応も無い。
 その上、屍生人の握力は徐々に強くなってきた!!
 さらに・・・

張鳳「こんな手にかかるかあぁぁ!!」
赤い稲妻「ウオオオオ!!」

 張鳳と赤い稲妻がソリッドビジョンの炎を掻き分け、後方から銀時達に飛びかかって来た!!

神楽「銀ちゃああぁぁぁぁああん!! 新八イイイィィィィィイイ!!」
海馬「クッ・・・」

長門「・・・・・・!!」 (シュバッ)

 長門は神楽の手を離れ、銀時達の方に向かった!!

長門「(このまま私が彼らの盾になれば・・・ 彼らは助かる!!)」

 長門は銀時、新八と張鳳、赤い稲妻の中に割って入った!!

新八「ダ、ダメです!」
長門「・・・・・・」
張鳳「フン、馬鹿め!!」
0141新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:02:50.70ID:CeCnuCLr
 張鳳と赤い稲妻はそれぞれラケットと鎖を振り上げ、長門に向けて――――

   シュルルルルルルルルルルル


張鳳「な、何だ!?」

 突如、太い荒縄が店内を縦横無尽に飛び交った!!


   ヒュン! ヒュン! ヒュン! ヒュン!


 飛び交った荒縄は、張鳳と赤い稲妻の体に絡みつき、
 亀甲縛りにして、天井に吊り上げた!!

張鳳「こ、これはアガガガガアアァァァァ!!!」
赤い稲妻「ウ、ウオオオオオオオオ!!!」

 吸血鬼である彼らなら、本来はこんな縄など簡単に千切れるのだが、
 急に縄が現れた事、縛られた体勢が体勢だった事でパニックに陥ってしまい、
 荒縄の中でもがくハメになってしまった。
0142新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:03:13.56ID:CeCnuCLr
新八「ウオオオオオオオ!!」
銀時「おりゃアアアアア!!」

   ドカドカバキイイィ!!!

屍生人「ウ・・・ ウゴゴゴゴオオォォ・・・」 (バタッ)

 銀時と新八がモップや箒で散々殴りつけた甲斐あり、屍生人はようやく事切れた。

新八「ハァ・・・ ハァ・・・ し、しかし、これって・・・」

 新八は、店内中に張り巡った荒縄を見、自分の世界の誰かを思い出す。

銀時「チッ・・・ 間違いねえな、こいつぁ・・・」


???(―――祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色) スチャッ

 突如部屋中に声が響き渡り、天井から一人の女性が床に降り立った。

さっちゃん(鬼畜外道、必殺の理をあらはす。 始末屋さっちゃん見参!!)

新八「さっちゃんさん!!」

 ・・・そう、彼女こそ不正な手段で金を受け取る悪党を裁く元お庭番衆の始末屋、
 猿飛あやめである。銀時のストーカーである彼女は、いつものように
 万事屋の天井に潜んでいたのだが、万事屋が時空の穴に飲み込まれてしまった為、
 巻き込まれてこの世界までやってきてしまった・・・ という訳であった。
0143新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:03:40.72ID:CeCnuCLr
銀時「・・・テメー、何でここにいるんだ!?」
さっちゃん「さわらないで!」
銀時「・・・さわってねーよ」

海馬「何をしている!!早く来い!!」
銀時「お、おう! オイコラ、新八、行くぞ! ついでにお前も来いストーカー!」
さっちゃん「ウフフさっぱり銀さん!私を喜ばせるそのサドっぷりは銀さんだけ!」
銀時「・・・いいから行くぞ」

 銀時はさっちゃんを脇に抱え、出入口に向かう。
 全員集合したのを確認し、海馬、万事屋メンバー、長門、ついでにさっちゃんは
 屋上への階段を上っていった。



梁皇「チ、張鳳! た、助けてくれーっ!!」
D・ロットン「うおお―――っ!!」

 ―――梁皇とD・ロットンはソリッドビジョンが既に消えているのも気付かず、
 激しくもがき苦しんでいた。

張鳳「・・・何をやっている、二人とも」
赤い稲妻「・・・よく見てみろ」

 張鳳と赤い稲妻は、亀甲縛りの体勢で天井に固定されながら梁皇達に言った。

梁皇「た、助け・・・ 助け・・・ なにいいぃ!?」
D・ロットン「こ、これは!?」
0144新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:03:58.10ID:CeCnuCLr
 炎が無いことに気付き、辺りを見渡す梁皇とD・ロットン。
 店内には梁皇達以外誰もいなかった。

梁皇「お、おのれ、ふざけおって――――――っ!!
   奴らを追うぞ!!」
D・ロットン「おう!!」

 梁皇とD・ロットンは店の出入り口を抜け、銀時達を追う!!


赤い稲妻「ま、待て―――っ!!」
張鳳「お、俺達を忘れるな―――っ!!」


 ・・・・・・戦いは、今だ終わりそうに無い。
0145新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:04:13.73ID:CeCnuCLr
952 名前:新章/ネットの情報は結構ガセが多いから気をつけろ・SSテスト:2007/10/10(水) 23:09:19
○海馬瀬人→屋上へ救援ヘリを呼ぶ。銀時達と共に屋上へ。
○万事屋メンバー→海馬と共に屋上へ向かう。
○長門→銀時達に助けられ、共に屋上へ向かう。
○さっちゃん→万事屋に潜んでいたらこの世界へ。銀時達と共に屋上へ向かう。
○コータ達、こなた達→屋上へ向かう。
●梁皇達→海馬、銀時に翻弄される。後を追い屋上に向かう。

 ※万事屋の天井にいたのは猿飛あやめ。
 ※白いコートの男は海馬瀬人。
0146新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:04:32.92ID:CeCnuCLr
【今回の新規登場】
○海馬瀬人(遊☆戯☆王シリーズ)
身長186cm。体重65kg。10月25日生まれ。血液型はA型。
海馬コーポレーションの代表取締役社長であり、デュエル・アカデミアのオーナー。
巨大企業「海馬コーポレーション(以下KC)」の社長にして、天才的なゲームプレイヤー。弟と共に悲哀な
出自をした孤児だったが、大資産家であった海馬剛三郎にチェスの勝負を挑み、勝利した事で剛三郎に養子と
して引き取られ、徹底的な英才教育を施される。後にビッグ5(KCの重鎮達)と手を組んで剛三郎を追放、
会社を乗っ取った。この経験から力こそが正義と考えるようになり、勝利に人一倍拘るようになる。一応経営者
であるが、技術者としても高い能力を持っていて、デュエルディスク等に使用されているバーチャルシミュレーター
システムを開発したのも彼。「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」を中心とし、デッキ破壊も
兼ねた超攻撃的なデッキを使う。デュエリストとしてのプライドはとてつもなく高く、その言動は傲慢ではあるが、
それに相応しい実力を備えている。非情な印象が強いが、「恵まれない子供達が無料で遊べることが出来る遊園地
を世界中に作る」という夢を抱いており、人への労りがある目標を持っていたりもする。唯一の肉親であり弟の
モクバを大切にしており、モクバを傷つける者は絶対に許さない。 伝説の竜「クリティウス」の所持者でもある。
三千年前にアテムに仕えていた千年杖使いの神官セトが彼と酷似している事から、千年ロッドの真の所有者と
言われている。それは千年アイテムの関係者で無ければ使いこなせない三体の一体「オベリスクの巨神兵」を
使いこなしている様子からも垣間見える。千年アイテムなどのオカルト関係に関しては否定的で、その手の現象に
遭遇するとかなりヒステリックな反応をする。(千年アイテムの能力に関しては、慣れてしまったのかそれほど
反応しない)。現在は海馬コーポレーション本社にいる模様。
0147新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:05:29.19ID:CeCnuCLr
○猿飛あやめ(銀魂)
くノ一。通称「さっちゃん」。不正な手段で金を受け取る悪党を裁く始末屋で、元お庭番衆。
身長169cm、体重52kg。6月2日生まれ。薄紫色のロングヘアーをしている美女。得意技は納豆を使った攻撃。
初期は銀時に一目惚れして淡い恋心を抱くだけであったが、登場回数を重ねるごとに銀時に「求愛」と称し
悪質なストーカー行為を繰り返すようになった。一言で表すと「ドM」「変態」だが、新八や全蔵に対しては
ドSになる。銀時の侮蔑を込めた言葉に一々反応する。あまりの変態痴女っぷりに当の銀時は気味悪がってしまい、
なかなか振り向いてくれないが、本人は逆にそれを快感にしてしまっている。かなりの早とちりで、お妙を
勝手に恋敵だと思っている。 忍者としての素質は十分だが、眼鏡が無いと何もかもが見えなくなってしまう
上に聴力まで悪くなり、自身で気付かぬ内にとんでもないボケを繰り出してしまう。神楽と沖田に腹黒く
「メス豚」呼ばわりされている。同じくストーカーである近藤とは仲が悪い。一応「メス豚モード」と
「始末屋モード」(どちらも自身が命名)を使い分けているが、場の空気・感情・状況に流されやすく、すぐに切り替わってしまう。
「さっちゃん」と呼ばれている由来は、忍者学校に通っていた頃、「猿飛」という苗字であることから男子に
「猿」呼ばわりされてしまい、それを見かねた女子に「猿」の「さ」を取り、「さっちゃん」と呼ばれるように
なってしまった不憫な過去によるものである。当の本人は、その事を思い出す度に渋っている様子であるが、
自ら「さっちゃん」と自称することも多いため、決してこのあだ名を嫌っているという事は無いようだ。


結構急いで作ったので、直すべき点が多いと思います。
気になれば教えてほしいです。
ドク・ロットンの名前は、原作表記に合わせて「D・ロットン」に修正しました。

白いコートの男の招待は、何を隠そう社長でした。
一応、現在放映中のGXの時点(つまり20代くらい)のつもりで書いています。
0148新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:06:29.58ID:CeCnuCLr
   (タッタッタッタ―――――)

 海馬、万事屋メンバー、長門、さっちゃんは、ビルの屋上への階段を全速力で駆けていた。
 正確には、さっちゃんは銀時の小脇に抱えられたままであるが。

???「ウゴオオォオォ・・・・ ウゴゴゴゴォォオォオオォ・・・」

 階段の下からは、屍生人や吸血鬼のものと思われる呻き声が響いている。

銀時「けっ・・・ 早くしねーと追いつかれるぞ」
海馬「もうすぐ屋上だ!急げ!」

長門「・・・あの」
 長門は、銀時に抱えられた状態のさっちゃんに話しかけた。

さっちゃん「・・・ん?何よ」
長門「さっきは・・・ 助けてくれてありがとうございます」
さっちゃん「・・・あなたを助けた訳じゃないわ。私が守りたかったのは銀さんだけよ」
長門「・・・・・・」

銀時「何無駄話してやがる、もうすぐ屋上に着くぞ!」

   (ダダダダダダダダ)

 走る一行の前に、開かれた屋上のドアが見えた!!

新八「もう少しだ!」
銀時「うおお―――――――っ!!」

 一行は、ドアを抜け、屋上にたどり着いた!
0149新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:06:47.88ID:CeCnuCLr
     埼玉県・春日部市  ビル屋上



 ビルの屋上では、既にコータ達とこなた達、そして店の店員や客が待機していた。
 そこに、銀時、海馬達が駆け足で走って来た!

ヤマシュー「お前ら! 大丈夫だったか!?」
銀時「悪ィ・・・ 遅くなっちまった。
   でも、こいつは連れて来たぜ」

 銀時は、自分の隣にいる長門を指し、すました顔で答えた。

海馬「・・・救援はまだ来ないのか」
コータ「・・・まだ来ないぜ」
かがみ「は、早くしないと・・・ ちゃんと呼んだんですか!?」
海馬「そのはずだが・・・ ムッ!」


   (ブウウウウウウウウウウウン)


 空の彼方から、ヘリが6機向かってきた!

海馬「・・・来たか」
コータ「よっしゃ!これで助かるぜ!」
つかさ「よかったね、お姉ちゃん!」
かがみ「うん!」

 安堵の表情を浮かべる一同。
0150新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:07:01.43ID:CeCnuCLr
   (ババババババババババババ)


 数機の“KC”のロゴの入ったヘリが上空で止まり、そのヘリから縄梯子が下ろされる。

磯野「瀬人様!」
海馬「磯野・・・ 一般人が優先だ、登れ!」

 コータ達やこなた達は、次々に縄梯子を上り、ヘリに向かう。

銀時「オラ、お前も行け」
長門「私は・・・ いい・・・」
新八「何言ってんですか!そんな怪我で!」
長門「わ、私は・・・」

 長門は、銀時と新八にほぼ強引に縄梯子を上らされた。


 数分後・・・ コータ達、こなた達を始めとする一般人、そして長門は全員ヘリに乗り込んだ。
 万事屋メンバー、海馬、さっちゃんを除けば、後はメイド服らしき服装のコスプレ店員一人になった。

新八「この娘で最後ですね」
海馬「・・・早く登れ」
パティ「どうもありがとうございマス」

 そう言って、この店員であり、こなた達の後輩でもある少女パトリシア=マーティン、
 通称パティは、縄梯子に足をかけようとしたが・・・
0151新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:07:15.89ID:CeCnuCLr
   バアアアアアアアアアアアアアアア!!!


 突如、屋上の入口の奥の方から、ロープみたいな紐状の物体が現れ、パティの体に巻きついた!

海馬「何!?」
パティ「キャアアア!!」

 パティの体に巻きついた紐はそのまま屋上の入口の方にパティを引きずっていった!

こなた「パティちゃん!」
 上空のヘリの中からこなたが叫ぶ。


梁皇「フッフッフ・・・ 逃がしはせんぞ、坂田銀時」

 屋上の入口の中から、梁皇、張鳳、赤い稲妻、D・ロットンが姿を現した!
 梁皇の手の爪部分からはパティを捕らえた紐が飛び出ており、
 梁皇はすかさず紐・・・ もとい血管針で捕らえたパティを自分の元に引き寄せた。

銀時「チッ・・・ テメエら・・・」
海馬「フン・・・ どうやら貴様等の根性は、俺が思っていた以上に腐っていたようだな。
   無抵抗な小娘を人質をとるなど、馬の骨にも劣る所業!」

梁皇「フッ・・・ 何とでも言うがいい。
   この娘を解放したければ、坂田銀時!我等の下に来るのだ!
   そして吸血鬼となり、DIO様に忠誠を誓うのだ!!」
パティ「ヒッ・・・」 (ガクッ)

 あまりの恐怖に、パティは気を失った。
0152新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:07:32.03ID:CeCnuCLr
   ドドドドドドドドド!!!

屍生人「ウゴオオオオオォォォオオオオオオオ!!!」
屍生人「グガアアァァァアアアアァァァアアア!!!」
吸血鬼「URYYYYYYYYYYYYYYY!!!」

 丁度それと同時に、ドアの奥の方から無数の屍生人や吸血鬼が現れた!
 吸血鬼は中国甲冑や中国服を来た、梁皇達の部下だと思われる個体が多かったが、
 屍生人はそれ以外にも、セーターやリュック、メイド服等、秋葉腹の一般人が
 ついさっき襲われて殺され、屍生人と化したと思われる個体が多数いた。

梁皇「さあ・・・ 坂田銀時、どうする?
   貴様が我等の元に来るというなら、この小娘の命は保障しよう。
   だが、来ないと言うなら・・・」

 梁皇は、血管針を出していない方の手をパティの首筋に向ける。

こなた「パティちゃん!」
ヤマシュー「野郎・・・ なんて卑怯な真似を・・・」

 こなたとヤマシューは上空のヘリで見下ろしながら憤慨するが、既にヘリに搭乗した以上、
 今更引き返すことも叶わず、ただ指をくわえて見ているしかなかった。

銀時「・・・おいテメー、海原っつーてたな」
 銀時は、突如海馬に語りかけた。

海馬「海馬だ。 ―――それで、何だ?」
銀時「新八と神楽、後ついでにこのストーカー女、テメーに任せるぞ」
海馬「!! ―――貴様、まさか・・・」
0153新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:07:47.43ID:CeCnuCLr
 銀時はもっていたモップを床に捨て、梁皇達の方に足を歩もうとしていた。

新八「駄目です銀さん!あんな連中が素直に人質を返すとは思えません!
   それに、もしあの子が助かっても、銀さんが化け物にってしまうんですよ!」
さっちゃん「銀さんが怪物になるんだったら、私も怪物になるわ!」
銀時「・・・心配すんな。あの女は絶対助ける。
   ・・・新八、神楽。もし俺が怪物になっちまって、オメー達の事を忘れちまったら、
   俺の事、倒してくれよ」
新八「ぎ、銀さん・・・」

梁皇「何をコソコソ話している!この小娘がどうなってもいいのか!」
銀時「ヘイヘイ、行きゃーいいんだろ、行きゃー」

 銀時は、梁皇達の元に歩んでいった。
 その後ろで、新八たちは不安そうな表情を浮かべる。

梁皇「フッ・・・ 最初からそうしていれば良かったのだ。」
 梁皇の顔が邪悪な笑顔に変わる。

海馬「(あの小娘を助け出し、なおかつあの男も助ける・・・
    チッ、やはり厳しいか・・・?)」

 海馬がそう考えている間に、銀時は梁皇達の目の前に来ていた。

銀時「約束どおり来てやったぜ。はやくそのガキを放しやがれクソヤロー」
梁皇「もう少し近づけ。そうすれば開放してやる」

 そう答える梁皇。だが・・・
0154新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:08:07.40ID:CeCnuCLr
梁皇「(フッ・・・ 奴がここに来たところで、この小娘を放す気など更々無いわ!
    奴が来たら屍生人共で包囲して、捕らえてやるわ!
    その後、この小娘の血をゆっくり味わうとするか)」

 ・・・梁皇達はパティを解放する気など始めから無かったのだ。
 銀時達がつい先程、逃げれば助かる状況で長門を救出に来たことを考えれば、
 人質をとれば、間違いなく対応するはず。その隙を突いて捕らえる。
 梁皇は吸血鬼となっても、かつて天挑五輪大武會に参加した時、大武會のルールで
 禁止されていた銃器で当時の男塾一号生であり、現在では関東極天漠連合会長初代伊達組の
 組長である、伊達臣人に不意打ちを食らわせた時の卑劣さは健在であった。


銀時「・・・・・・これでいいか?」
 銀時は、梁皇達の真正面で静止した。

梁皇「ああ、構わん。約束だ、この娘は放してやる。はやく連れて行け」

 梁皇は、気絶したパティを血管針を解いた状態で突き出した。

銀時「・・・解ったぜ」

 銀時がパティに手をかけた、次の瞬間・・・・・・

屍生人「URYYYYYYYYYYYY!!」
 屍生人が銀時の両横から、奇声を上げ飛び掛ってきた!!

銀時「チッ・・・ やっぱりか・・・」

 銀時は、とっさにパティを抱え、屍生人の攻撃を回避したが・・・
0155新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:08:28.72ID:CeCnuCLr
   ドガアアアアアアアア!!!


屍生人「ウゴオオオオオオオオオオオ!!!」
吸血鬼「WRYYYYYYYYYYY!!!」

 突如、屋上の地面を突き破り、屍生人と吸血鬼が十数体現れた!!

銀時「何ィ・・・!?」
 突然の事態に、驚きを隠せない銀時。

梁皇「フンッ!!」 バアアアアアアアアアアアアアアア!!!
 梁皇は指から血管針を伸ばし、パティを銀時から奪い取った!

銀時「チッ・・・・・・」
梁皇「ハッハッハ、残念だったな坂田銀時!!
   貴様の察しどおり、この小娘を返す気など元から無いわ!」 (グイッ)

 梁皇は、銀時の首を強い力で締め上げる!!

銀時「グ、ごおおおおお・・・・・・」


つかさ「さ、坂田さん!!」
ヤマシュー「ぎ、銀時―――っ!!!
      おい、オッサン!早くヘリを屋上に下ろせ!」
磯野「ム、無理です!それはいくらなんでも・・・」
長門「(クッ・・・・・・ せめて能力が自由に使えさえすれば・・・)」

 ヤマシュー達はヘリの中で叫ぶが、最早どうすることもできない。
0156新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:08:44.50ID:CeCnuCLr
新八「ぎ、銀さ――ん!!」
 新八は、銀時の所に駆けようとするが・・・

吸血鬼「ウゴオオオオオオオオオオオ!!!」
吸血鬼「WRYYYYYYYYYYY!!!」 (ドカッ)

 吸血鬼2匹が行く手を遮り、新八を突き飛ばした!!

新八「うわぁっ!!」 (ドサッ)
神楽「新八ィ!!」
海馬「クッ・・・ これまでか・・・!?」


銀時「ぐぅ・・・・・・クッ・・・・ガハッ・・・」
梁皇「さて、そろそろ喉も渇いた所だ。この子娘の血を頂くとするか」

 梁皇は、パティを捕らえている血管針の先端を尖らせ、パティの首筋に向けた!

新八「や、やめろ―――っ!!」
梁皇「フッ、それでは頂くか・・・ うら若き少女よ、その血を我に・・・」

 梁皇がパティの血を吸おうとした、その刹那―――――



     ザシュッ!!
0157新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:09:02.80ID:CeCnuCLr
新八「なっ・・・・・・!?」
こなた「・・・・・・え?」
海馬「・・・・・・何!?」
銀時「こ、こりゃあ・・・・・・」

 それは、一瞬の出来事だった。
 梁皇がパティの血を吸おうとした瞬間、ドアの奥から、巨大な三日月状の刃が飛んできたのだ。
 その刃は血管針を全て切り払ったかと思うと、今度は梁皇に向かって飛んでいき、
 次の瞬間・・・・・・ 梁皇の左腕は綺麗に切り落とされていた。

梁皇「グ・・・・・・ オオオオオオオオオオオオオオ!!!」
張鳳「梁皇!!」

 吸血鬼となった梁皇には痛覚などある筈も無いが、突然予期せぬ方向から
 刃が飛んできて、吸血鬼である自分の左腕を切り落としたという衝撃により
 パニックを起こしていた。


???「・・・こんな連中に手こずってたとはな。奴の話じゃ中々強いと聞いていたが・・・」
???「ま、いいじゃねーか。カワイコちゃんも死なずに済んだしよ」
???「こういうのって、ゲームとかだと<ruby><rb>NPC</rb><rp>(</rp><rt>ノンプレイヤーキャラ</rt><rp>)</rp></ruby>扱いで、僕達経験値泥棒ですね」
???「どーでもいーけど、腹減ったー!!」

 ドアの奥には、4人の男がいた。
 男達の風貌は、銀時達から見て右から茶髪金眼の頭に金色の輪をつけた十代程度の少年、
 金髪紫瞳の僧侶を彷彿とさせる衣装の男、紅髪紅眼の革ジャンを着用した長髪の男、
 そして黒髪緑眼の片目にのみ眼鏡をかけた男であった。
 彼らは一見容姿端麗に見えるが、彼らの後方には、無数の屍生人や吸血鬼の死骸・・・
 いや、原型を留めていない残骸が転がっており、彼らの実力の程を伺うことができた。
0158新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:09:26.41ID:CeCnuCLr
   (ザッ!)

 銀時はこの混乱に乗じ、パティを小脇に抱え海馬、新八達の元に戻る事ができた。

新八「大丈夫ですか!?銀さん!」
銀時「まあな。ホラ、こいつも無事だ」
パティ「・・・・・・・・・(気絶している)」
銀時「神楽、こいつをヘリまで飛ばせ」

 銀時はパティを神楽に手渡す。パティを受け取った神楽は・・・

神楽「ほあちゃあああああ!!!」

 上空のヘリに向かって放り投げた!

海馬「磯野!」
磯野「な、何でしょうか・・・ 瀬人様・・・」

 磯野が下を覗き込んだ、次の瞬間・・・・・・

   ドゴオッ!

 ヘリに向かって放り投げられたパティの体は、磯野の体に思いっきりヒットした!

磯野「ム、ムゴオォォ・・・・・・」 (ドサッ)

 磯野はパティの体が衝突した勢いで吹き飛ばされ、倒れこんだ。

こなた「オッサン、ナイス!」(=ω=.)凸
 こなたは、手で“グッジョブ”の形を表現した。
0159新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:09:45.64ID:CeCnuCLr
ヤマシュー「お、おっとっと・・・」 (ドサッ)

 一方ヤマシューは、自分の方に飛んできたパティの体を受け止めてバランスを崩しかけていた。
 パティの方は磯野の体がクッションとなり、さほどダメージは無かったようだ。


 その頃、海馬達の関心は、突如表れた四人組の男達に向けられていた。

海馬「一体何者だ、奴らは・・・?」
さっちゃん「・・・少なくとも、只者ではなさそうね・・・」


梁皇「グオオオオ・・・」
D・ロットン「だ、大丈夫か、梁皇!」
張鳳「クッ・・・何者だ!貴様らは!」

 怒りに満ちた表情で、張鳳達は謎の男達に問いただした!


悟浄「俺か?俺は悟浄。沙悟浄だ。
   んで、こいつが八戒。猪八戒だ」
八戒「忙しいところ、失礼します」

 八戒は、すました笑顔で応対した。

悟浄「それで、こっちの坊主が三蔵。玄奘三蔵だ。
   とても坊主にゃ見えねーけど」
三蔵「・・・殺すぞ、お前」

 三蔵は、悟浄を睨み付ける。
0160新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:10:05.46ID:CeCnuCLr
悟浄「んで、最後にこいつがバカ猿こと、悟空。孫悟空だ。」
悟空「バカ猿は余計だ!エロ河童!」

 悟空は、悟浄に飛び掛った。

神楽「だ、誰だ!?テメーら!」
悟浄「えーと・・・ 坂田銀時に、志村新八、それに神楽ちゃんだったか?」
新八「ちょ・・・っ、何で僕達の名前を!?」

 新八は、突如現れた見知らぬ男達が自分達の名前を言い当てたことに驚きを隠せなかった。

銀時「オメーら、何モンだ?何で俺達の事知ってるんだ?」
神楽「ひょっとしてストーカーかこのヤロー!!」
悟浄「・・・んな訳あるか、こんな男前なストーカーがこの世のどこにいる?
   俺達は、土方のヤローに頼まれてここに来たんだよ」
新八「ひ・・・ 土方さんが!?」

 “土方”の名前に新八は驚く。

銀時「あのヤローもこっちに来てたのか?」
三蔵「フン・・・ 最も、この程度の雑魚に手間取っているとは思ってなかったがな」
銀時「チッ・・・ まともな武器がねーんだよ、こちとら」

八戒「武器というのは・・・ これのことでしょうか?」
銀時「ん? ―――って、えええ!?」

 八戒の手には、銀時と新八の木刀が抱えられていた!
0161新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:10:22.99ID:CeCnuCLr
銀時「テ、テメー、なんで俺達の武器持ってんだ!?」
八戒「必要かなと思って持って来たんですけど・・・ 不必要でしたか?」
銀時「い、要るに決まってんだろーが!!」

 銀時と新八は、速攻で八戒の手から自分の木刀を奪い取った!

銀時「ウッシ・・・ やっぱモップよりこっちの方が手に馴染むぜ」
新八「反撃開始だ!」
神楽「ウォッシャ―――――!!」
さっちゃん「ああ銀さん、私の事は華麗にスルーなのね。でも解ってるわ、これは銀さんの
      愛のカタチなのよ!私も行くわ!!」

 意気込む万事屋メンバー+一名。

梁皇「お、おのれ、許さんぞ・・・・・・
   奴らを皆殺しにしろ―――――――ッ!!!」
屍生人「ウゴオオオオオォォォオオオオオオオ!!!」
屍生人「グガアアァァァアアアアァァァアアア!!!」
吸血鬼「URYYYYYYYYYYYYYYY!!!」

 梁皇の叫びに合わせて、さらにビルの下から屍生人や吸血鬼が這い上がってきた!!

八戒「じゃあ、僕達も化物退治と行きますか」
悟浄「ノルマは・・・ 何人だ悟空?」
悟空「え――っとえっと・・・ 多すぎて解らねえ!!」
三蔵「・・・フン、構わん、全部潰すまでだ」

 軽く談笑し、戦いの構えを取る三蔵一行。
0162新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:10:37.70ID:CeCnuCLr
海馬「フッ・・・ 遊戯、貴様ならこの状況、どう動く・・・?」
 海馬は、腕のデュエルディスクに触れ、かつてのライバルを思い出して微笑した。


<center>今ここに、激しい激闘の火蓋が切って落とされた!</center>
0163新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:10:55.26ID:CeCnuCLr
970 名前:新章/ネットの情報は結構ガセが多いから気をつけろ・SSテスト:2007/10/15(月) 22:35:06
〇万事屋メンバー+さっちゃん→戦闘準備万端。銀時と新八の武器は八戒が補充
〇海馬→取り合えず、ソリッドビジョンで銀時達のサポートに回る
〇その他一行→ヘリで待機
●梁皇達→敵意剥き出し。目的を忘れ、銀時達を抹殺にかかる。

【今回の新規登場】
○磯野(遊☆戯☆王シリーズ)
海馬コーポレーションの社員。
海馬瀬人の部下・黒服の一人。厳格な人物だが、海馬によく無茶な命令をされては幾度も怒鳴られ、
こき使われる。上司である海馬やモクバにはまったく頭が上がらずにいる。バトルシティ決勝大会では
司会進行と審判役を勤める。海馬の移動用航空機の無線や時には操縦担当をこなすなど、実務能力は
比較的高い。

○パトリシア=マーティン(らき☆すた)
4月16日生まれ。血液型はO型。右利き。陵桜学園高等部1年D組所属。
アメリカ人の留学生。愛称「パティ」。ゆたかやみなみとは同じクラス。薄い栗色のショートヘアに
青色の瞳。アニメや漫画、BLモノが大好きなオタク。日本語もアニメや漫画で鍛えたため時々おかしな
日本語を使うことがある。無駄にテンションが高いパワフルな元気娘。こなたと同じコスプレ喫茶で
アルバイトをしている。同級生の田村ひよりとはオタク仲間。
0164新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:11:08.60ID:CeCnuCLr
○玄奘三蔵(最遊記シリーズ)
24歳。誕生日11月29日、血液型はA型。身長176cm。金髪、瞳の色は紫。
仏教における最高僧(三蔵法師)の一人。にも関わらず、仏道に帰依するきはさらさらないばかりか、酒は
飲む、煙草は吸う、博打は打つといったとんでもない僧侶。プライドがとても高く、自己中心的な性格では
あるが、冷静な判断力とカリスマ性の持ち主。牛魔王蘇生実験を阻止せよという三仏神の命により、妖怪で
ある孫悟空・沙悟浄・猪八戒を連れて遥か西域の天竺国を目指す。幼名は江流(こうりゅう)。肩書きは
第31代唐亜玄奘三蔵法師、北方天帝使。史上最年少の13歳で最高僧“三蔵法師”の称号を受け継ぎ、三蔵の証
でもある天地開元経文の内のふたつ・聖天経文と魔天経文の継承者となる。しかし、敬愛する師を目の前で
妖怪に殺され聖天経文までも盗み去られてしまった為、奪われた経文と師の仇を今も探し続けている。武器として
『昇霊銃』と呼ばれる銀の銃を携帯し、この世で五つ存在する経典「天地開元」の1つである『魔天経文』を
身に纏い、操ることができる。華奢で端正な見た目に反して、口の悪さと尊大な態度はスペシャル級。口癖は
「死ね」「殺すぞ」等、戦闘には短銃を用い、味方へのツッコミ的攻撃(くだらないケンカを止める時など)
にはハリセンまで繰り出す物騒で短気な性格。ヘビースモーカーで、愛煙するはマルボロ赤(ソフトケース
限定)。人使いが荒く、他のメンバーは下僕だと考えている、傲慢。ちなみに伸びたラーメンが好きで、
且つ、重度のマヨラーである。前世は金蝉童子。
0165新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:11:52.99ID:CeCnuCLr
○沙悟浄(最遊記シリーズ)
23歳。誕生日11月9日、血液型はB型。身長184cm。
妖怪の父親と人間の母親との間に生まれたハーフ。人間と妖怪のハーフは禁忌とされていて、生まれた子供は
総じて髪と瞳の色が紅く、彼もその例に漏れない真紅の髪と瞳を持っている。また、純粋な妖怪ではない
ため元から人間の姿に近く、特に妖力制御装置を付ける必要はない。性格は大雑把で女癖が悪く、孫悟空には
「エロ河童」と言われている。また加えてヘビースモーカーと、言動からしていい加減そうに見えるが、実は
仲間想いの頼れる兄貴分。軽薄な表層面に反して男気と優しさも持ち合わせる。その出自から、少年期には妖怪で
ある義理の母から、「禁忌の子」、「愛人の子」であることから虐待を受ける。唯一、受け入れてくれたのは
異母兄の沙爾燕(さ じえん)であったが、義理母に殺されそうになった所を、爾燕がその母親を殺すことに
よって助けられる。その事件後、兄は姿を消す。左頬の傷は継母に殺されかけたときにできたもの。そんな悲惨で
孤独な過去からか、賭け事と色事で生計を立てつつ自由奔放な生活・自堕落な生き方をしていたが、負傷した八戒を
拾い、介抱したことをきっかけに三蔵達と出会い生活が一変する。お節介な癖に素直じゃない為か、貧乏クジを
引き易い。八戒から買い物を全部任されたり荷物持ちにされたり、ボートを1人で漕ぐ等、損な役回りが多い。
戦闘には主に錫月杖という鎖を操る錫杖を用いるが、素手での格闘も得意としている。八戒に多大な恩がある
とともに、多くの弱みを彼に握られている。前世は捲簾大将。
0166新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:12:44.13ID:CeCnuCLr
○猪八戒(最遊記シリーズ)
23歳。誕生日は9月21日、血液型はAB型。身長180cm。黒髪、瞳の色は緑。右目は義眼である。
三蔵一行内で唯一、礼儀正しく人当たりの良い温厚かつ爽やか好青年。素行に問題のある他3人をあやす保父的存在
であり、三蔵一行を西へと運ぶジープの飼い主兼操縦者。普段の柔らかい物腰に反して癇に障ったときや怒ったとき
と非常に恐ろしく、一見人畜無害なようだが、敵に回すと一番厄介な人。キツイ突っ込みもばしばし(笑顔で)毒舌
とも取れる鋭いツッコミを入れることも(実質、三蔵一行の影の権力者と言える)。その上、思ったことははっきり
と言う性格で、それが素直なのか嫌味なのかは不明である。そのため、一行で唯一、平気で悪戯をしているキャラクター
である。また、これまでに三蔵と互角に睨み合ったり言葉で負かしたりしたのは、一行の中で彼のみ。また、酒と
博打が滅法強いという意外な一面もある。武器は持っていないが、気孔術を使って攻防・治癒をすることが出来る。
悟浄曰く、八戒の場合は笑顔と言葉が武器同然。器用貧乏。左耳のカフス(3つ)を外す事で妖怪の姿へと変化する。
八戒の場合、悟空とは違い、変貌後も自我があるが、長時間妖怪の姿でいると負の波動の影響を受ける。かつては
猪悟能(ちょ ごのう)という名の人間であり、ある時、大妖怪・百眼魔王によって、最愛の女性であり、
双子の姉である・花喃(かなん)が攫われる事件が発生し、悟能は花喃を生贄に差し出した村人の半数を虐殺。
一年後、やっとの事で彼女がいる場所を突き止めた悟能は、行く手を阻む百眼魔王の手下や一族の妖怪を次々と殺して
彼女の救出に向かい、ついに再会を果たす。が、その時には既に彼女は百眼魔王に凌辱された後で、子供まで身籠って
いた。花喃は彼の目の前で自害してしまう。絶望と怒り、そして憎しみにとらわれた悟能は、その一部始終を見ていた
百眼魔王一族の最後の一人とも対峙。その際に、その血を浴びて妖怪に変貌した。しかし、変貌の際に負った傷により、
雨の中、道に倒れていたところを家へ帰る途中の悟浄に拾われる。なお、彼の腹部に残る傷痕はその時のものである。
だが、その殺戮によって「罪人」として、三仏神の命を受けた三蔵に捕らえられることとなったが、その過程で悟浄、
悟空とも知り合う。「八戒」と改名したのも、その際の出来事である。前世は天蓬元帥。
0167新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:13:33.31ID:CeCnuCLr
○孫悟空(最遊記シリーズ)
19歳(正確には519歳)。誕生日4月5日、血液型はO型。身長165cm。茶髪、瞳の色は金。
花果山山頂の岩卵に、大地の生命エネルギーが集結して誕生して生まれた少年。天界へ連れて来られ、
そこで過ごす間に数々の友情を得るが、後に大罪を犯し、年をとらないまま500年間地上界にある
五行山の岩牢に封印される。三蔵によりその封印を解かれたが、解放されるまでに封印前の記憶は
失われていた。食べることが思考の大部分を占めていて、「腹へった!」が口癖。また、強い相手が
現れるとワクワクするという、まさに本能のまま行動するタイプ。物事を深く考えない能天気な性格に
隠し事が大嫌いという一直線な面を持っている。戦闘時には、三節昆にも変型する如意棒を操る。額に
ある冠・金鈷(きんこ)が妖力制御装置で、通常の制御装置とは異なり、神通力を凝固した大変強固な物で
あるとのこと。それが外れると力が開放され、本来の姿である斉天大聖となって、敵味方の区別なく
暴れ出す。元気健康単細胞一直線、三蔵一行内で唯一「判り易ッ」を地で行くお子様猿。その為か、
沙悟浄には「バカ猿」と呼ばれている。しかし、自滅傾向が強く捻くれた物の考え方しか出来ない他の面々は、
悟空の実直な性格によって均衡を保っていられる節も有り。三蔵は悟空の食欲ぶりについて、「体が500年分
を取り戻そうとしているからだろう」と言ったことがあるが、おそらく500年前から大食漢であったと思われる。
「妖怪とも人間ともつかぬ神に近しい存在」らしい。


なぜ三蔵一行がいるとか、その他色々ありますが、
とりあえず「新章/ネットの情報は結構ガセが多いから気をつけろ」はこれで終了です。
以降は、他のシナリオを執筆して、複数のシナリオをクロスさせつつ
収束したところで続きを書いていくという形になりそうです。

これまでにも増して文章が変だと思います。すみません(汗)
0168新章/ネットの情報は結構ガセが結構多いから気をつけろ・SSテスト2016/09/07(水) 21:16:39.15ID:CeCnuCLr
772 名前:無名の妖怪ハンター:2007/10/16(火) 21:37:07
もうすぐリクスレも1000が近づいてきましたので、
中断メッセージ風のコメントを作ってみました。


銀時「ん?もうこのスレも終わりか?」
新八「スレが建ってからもう一年近く経過してますからね。
   以前のスレもそれくらいでいっぱいになってますし」
神楽「なんか寂しいアルな〜」
銀時「な〜に、ちゃんと新しいスレが建つさ。
   このスレはしばらく見れなくなるけど数ヶ月で見れるようになるはずだぜ」
新八「そうですか!なら安心ですね!」

銀時「・・・しかし、だ。ついに俺達も空想大戦に参戦したんだな〜」
新八「そうですね。正確には本スレに投稿されてからですけど。
   これも僕達の登場作品の“銀魂”の人気の証拠ですね」
神楽「空想大戦に参加したら、何かいい事あるアルか?」
銀時「ま〜何だ、色々あるだろ? え〜と・・・
   そうそう、俺達のさらなるパワーアップ展開とかどうだ!?
   俺の新必殺技とか、サイボーグ新八とか、スーパー神楽とか」
新八「・・・・・・あんまりやりすぎると、原作のファンからクレーム送られますよ。
   オリジナルといっても、原作は尊重しないとだめですよ」
銀時「そっか、悪ィ、悪ィ」 (ポリポリ)

神楽「ところで、銀ちゃん、新八」
銀時「ん?何だ?」
神楽「よく考えたら“銀魂”って、まだ最終回になってないネ」
新八「うん・・・ そうだけど」
神楽「空想大戦って、終わった作品は、終わった時点で出さないといけないんだったら、
   銀ちゃんや新八が死んで最終回迎えたら、どうなるアルか?」
銀時「・・・・・・」
新八「・・・・・・」
0169名無しさん@ピンキー2016/09/07(水) 21:17:08.07ID:CeCnuCLr
海馬「フン・・・ 漫画やアニメがどの様な結末を迎えて終わるかは作者やスタッフの手に委ねられている。
   絶望的な展開でも『ウルトラマンネクサス』の様に逆転してハッピーエンドを迎えることもあれば、
   『新世紀エヴァンゲリオン』の様に突然絶望的な展開に変わる事もあるだろう。
   はたまた、『ハイスクール奇面組』や『かってに改蔵』みたいに夢オチという事もあるかもしれん。
   『銀魂』がどうなるかは知らんが、少なくとも『遊戯王』では俺は無事だ。『GX』では知らんがな・・・

   しかし、例え原作が絶望的な終焉を迎えても、挫ける事は無い!
   何故なら、このスレを見ている貴様には、『想像力』という最強の武器があるからだ!
   どんな絶望的な終焉を迎えた作品でも貴様らの手により、その先に希望を生み出す事が出来るからだ!
   そう、かつてのこのスレの主達が『仮面ライダー555』の最終回の先に新たな希望を作ったようにな!
   この空想大戦には、貴様らの強き『想像力』が必要なのだ!

   ・・・何? 作る自信が無いだと? そんなに失敗するのが恐いのか?
   フッ・・・ だが、人間には誰もが恐れるものが二つある。それは死と恥だ。
   死を乗り越えようというのはバカのやることだ。だが、恥を乗り越えようとする奴を
   俺は笑わん。自らのロードを切り開くには、例え恥でも超えなければならない壁が存在するだろう。
   思いっきりぶつかり、恥をかいてみろ! その分だけ、貴様は前に進めるだろう!
   行け! 書き手達よ! この空想大戦に新たな風を吹かせてみるがいい!!
   フッハッハッハッハッハッハ・・・・・・ ワッハッハッハッハッハ・・・・・・ ハッハッハッハッハ・・・・・・
0170名無しさん@ピンキー2016/09/07(水) 21:18:07.60ID:CeCnuCLr
銀時「―――あの・・・ 最後の、俺のセリフ・・・」
新八「―――正確には言ったの、さっちゃんさんなんですけどね・・・」


なんとなく思いつきで作ってみました。
もし良ければ、初代リクスレみたいに最後に載せてみたいのですが・・・
よろしいでしょうか?
0171名無しさん@ピンキー2016/09/07(水) 21:19:14.97ID:CeCnuCLr
ミス
>>168-169の間の文章

銀時「・・・・・・ハ、ハハハハハ、まさか銀魂に限ってそんな終わり方する訳ないだろ!!」
新八「そ、そうですよ!!きっとギャグやって、
   『かぶき町は今日も平和です』って感じで終わりだよ!」
神楽「そ、そうアルな、アハハハハ!!」
0172新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:20:48.80ID:CeCnuCLr
2 名前:新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト:2007/10/21(日) 17:10:00
早速ですが、2を頂きます(笑)
SSの最新作が出来たので、アップします。


     東京都 講談社本社ビル 入口前


 東京都の郊外に聳え立つ数十階はあろう巨大なビル。
 これこそが、日本が世界に誇る出版社として名高い講談社の本社ビルである。
 そして、そのビルの入口に、講談社の発行する漫画雑誌である週刊少年マガジンの編集者であり、
 かつてその中で発足した組織“MMR”の隊員でもあった男、ナワヤは立っていた。


ナワヤ「・・・・・・ (チラッ)」
 ナワヤは腕時計に目を移し、すぐに目の前の道路に視線を戻した。


 暫くして、ナワヤはビル街の雑踏の中から一人の面長の男を見つけた。
0173新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:21:46.41ID:CeCnuCLr
            ,. -─- 、._
            ,. ‐'´      `‐、
       /           ヽ、_/)ノ
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ
      i.    /          ̄l 7
      ,!ヘ. / ‐- 、._        |/
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /  ナワヤ「!! ・・・おーい!イケダ――!!」

      /`゙i         ´    ヽ  !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!
 !    \::::::::::::::ヽ    `ー─ ' /
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /
 .! \     `‐、.    `ー;--'´
  ヽ \     \   /

 その男に向け、ナワヤは手を振り呼びかけた。

     ,. -─v─- 、 、
 __, ‐'´           `ヽ
..≦              `i,
..≦               i、
 1  イ/l/|ヘ ヽヘ       i          
  l,_|/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、,l`ヘ  .,| イケダ「あっ・・・ あれはナワヤさん!     
  .レ二ヽ、 、__∠´_"` ! /     ナワヤさ―――ん!!」    
  riヽ_(:)_i  '_(:)_/  |i)'  
  !{   ,!   `      μ!
  ゙!   ヽ '        ,i!
   !、  ‐=ニ⊃     ,,ハ
    ヽ  ‐-    / "ト、
     ヽ.___,._/   // \
    //イ;;:::::     //〃 ヽ、
0174新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:22:13.78ID:CeCnuCLr
 そして、その面長の男・・・ かつてのMMRの隊員の一人、イケダは、
 講談社ビル前のナワヤの姿を見つけると、一目散で駆け寄った。

イケダ「お久しぶりです!ナワヤさん!」
ナワヤ「お前も相変わらず元気そうだな、イケダ!
    タナカとイケダも中で待ってるぞ!」
イケダ「タナカさんとトマルも・・・ キバヤシさんは?」
ナワヤ「あ・・・ えーと・・・ あいつは・・・」


 ―――かつて、彼らは“MMR”という組織に身を置いていた時期があった。
 MMRは講談社の発行する漫画雑誌『スーパーマガジン』の企画の一環として行ったUFO体験談の
 調査から発展した、当時多発していたミステリー現象をジャーナリスティック的な視点から
 本格的な調査を行うという組織であり、かつてはUFOや超能力、心霊現象等を調査していたが、
 「予知」に関する調査を行った時に、謎の人物から脅迫状を送られて以降、超常現象を利用し、
 世界を破滅に陥れようとしている謎の組織と関わる事が多くなり、その結果、調査中に
 妨害工作を受けたり、時に暗殺されかけたりした事もあった。

 それでも奮闘の結果、なんとか組織の目的と真相に目前まで近づく事が出来た
 のだが、組織の本拠地と思われる中国に出発する直前に組織から
 「MMRを解散しなければ中国行きの飛行機を爆破する」
 という脅迫を受け、やむを得ずMMRは解散してしまった。
 しかし、読者からの応援の手紙を見た一同は、MMRが解散しても、自分達が
 「あきらめない」限り負けではない事に気付き、タナカ、イケダ、トマルは海外に旅立った。
 ナワヤ、そしてMMRの隊長だった男、“キバヤシ”は講談社に残り、
 編集者の立場から様々な情報を探索していたのだが―――
0175新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:22:34.75ID:CeCnuCLr
イケダ「まだ、帰っていないんですか・・・? キバヤシさん・・・」
ナワヤ「全くだ。携帯もいなくなってすぐに繋がらなくなったし・・・
    ったく、少しは連絡してもいいだろうに・・・」


 ―――そう、キバヤシは突如行方を眩ましてしまったのである。
 いつもの様にナワヤが編集部にやって来たら、

                 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                 | ナワヤへ        .|
                 |                |
                 /    ̄ ̄ ̄ ̄       /____
                ./  俺は 旅に出る。    /ヽ__/ /
               / ナワヤは編集部に  /   /   /
              ./  残って 調査を     /   / 木 ./
              /  続けてくれ。     /   / 林 /
            / いずれ帰る。      /   /    /
           /              /    / 伸 /
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ・・・と、そのような手紙が机の上に置かれていたのであった。
 以降、キバヤシとは音信普通になり、今に至るわけである。
 なお、謎の組織に関しては、ショッカーや地球教ではないかという説も挙がったが、
 キバヤシがいない今、その正体は不明確である。


イケダ「・・・でも、タナカさんとトマルさんはいるんですよね?
    もしかしたら、嗅ぎ付けて帰ってくるかも知れませんよ!」
ナワヤ「・・・だったら、嬉しいんだがな・・・」
0176新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:22:55.94ID:CeCnuCLr
 ナワヤの表情が曇る。

イケダ「とりあえず、中に入りましょう。色々話したい事もありますし」
ナワヤ「・・・そうだったな、確かお前、アメリカへ行ったんだっけな。
    二人も待ってるだろうから、とりあえず中にいくぜ」

 そう言って、二人はビルの中に入っていった。



 ナワヤとイケダがビルの中に入ってしばらくした後、一人の眼鏡をかけた男が雑踏の奥の方から現れた。
 背はそこそこ高く、おそらく180cmは超えているだろう。
 男は講談社のビルの前で止まり、ビルを見上げる。

  .ト│|、                                |
. {、l 、ト! \            /     ,ヘ                 |
  i. ゙、 iヽ          /  /  / ヽ            │
.  lヽミ ゝ`‐、_   __,. ‐´  /  ,.イ   \ ヽ            |
  `‐、ヽ.ゝ、_    _,,.. ‐'´  //l , ‐'´, ‐'`‐、\        |
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }  キバヤシ「・・・・・・久しぶりだな、講談社。3年ぶりか・・・」
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、
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0177新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:23:34.47ID:CeCnuCLr
 その男・・・ かつてのMMRの隊長、“キバヤシ”は、
 講談社のビルの中に入っていった。

 ビルが立ち並ぶ街の雑踏の中に、一人の眼鏡をかけた少年が立っていた。
 少年は講談社ビルの前のキバヤシを見ながら、ヨーヨーをしつつ歌を口ずさむ。

少年「・・・好〜きです、好〜きです、心から・・・ 愛していますよと・・・
   甘い言葉の裏には・・・ 一人暮らしの寂しさがあった・・・」

 眼鏡をかけた少年は、キバヤシがビルの中に入るのを確認すると、
 雑踏の中に消えていった・・・

   新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!  
0178新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:24:06.73ID:CeCnuCLr
3 名前:新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト:2007/10/21(日) 17:11:43
○ナワヤ→イケダを迎える。タナカ、トマルも既にビルの中にいる模様。
○イケダ→ナワヤとの再開に喜ぶ
○キバヤシ→数年ぶりに講談社に行く。
◎謎の少年→“巡恋歌”を歌いながらMMRメンバーを監視。

【今回の新規登場】
○ナワヤ(MMR マガジンミステリー調査班)
キバヤシを補佐するMMRの副リーダー格。キバヤシが出張中に臨時的にリーダーに任命されている。
キバヤシの発言に反論のできる数少ない人物。女好きでスケベな性格。 MMR唯一のお笑い担当として
様々なゲストやエキストラに弄ばれていたが、そんなコメディリリーフである所の彼も、後催眠で
暗殺されかけたり、赤痢の疑いで入院したりとそれに劣らず散々な目に遭っている。
大学では航空学を専攻。MMR解散後は講談社本社に残り、編集者の立場から様々な情報を探索する。

○イケダ(MMR マガジンミステリー調査班)
週刊少年マガジン編集長のイガラシ編集長の推薦によりMMRに加わった面長の男。
フルネームはイケダ・マサユキ。英語が堪能で海外在籍が長く、国際事情に詳しいことから海外調査では
重宝されている。謎の研究所付近で胴の長い猫を目撃している。インターネットに精通していたり、海外から
「The X-Files(X-ファイル)」を手に入れ参考としていたりとその方面でも大きな戦力となっていた
(テープを見たナワヤはアメリカ製AVと思っていた)。また謎の組織による化学兵器攻撃を受けたという
未確認情報もあるが、真偽は闇の中である。友人にチャーリー・ライアンという男がいる。
MMR解散後、最先端の遺伝子技術を求めてアメリカに渡米する。
0179新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:24:39.80ID:CeCnuCLr
○キバヤシ(MMR マガジンミステリー調査班)
MMRのリーダー。196X年7月22日生まれ。身長182cm、体重は77kg、血液型O型。視力右0.2、左0.1。
IQは170の超天才で、日本語・英語・フランス語の三ヶ国語を扱える。超常現象・ノストラダムス解釈に
精通しており、何でも直ぐに大予言の大破局に結び付ける。主張に偏りがあるようにも見受けられるが、
確実な根拠がなくとも物凄い威圧感で自己の主張を他の隊員に納得させてしまうという特技をみせる。
彼自身の信条は、「即断は禁物」。自分が納得行くまで調査し、MMR内でも最も真面目に描かれる。
超常現象なら全肯定的に見られがちだが、当初は超能力に否定的な姿勢も見せていた。
どんな謎も調べて結論を下してしまうが、詳細が分からない場合も多い。使用携帯電話はJ-PHONE。
MMR解散後は講談社に残り、ナワヤと共に編集者の立場から様々な情報を探索していたが、ある日突然
置き手紙を残して音信不通となる。

そんな訳で、新章に突入しました。
銀時達の話はもう少し待ってください(苦笑)

音楽使用の許可を得たので、早速使用させてもらいました。
謎の少年は・・・ 解る人なら解ると思われます(特にヤバイバ様
後、ナワヤのAA失敗してしまいました。
正しくはこちら↓
            ,. -─- 、._
            ,. ‐'´      `‐、
       /           ヽ、_/)ノ
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ
      i.    /          ̄l 7
      ,!ヘ. / ‐- 、._        |/
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /  ナワヤ「!! ・・・おーい!イケダ――!!」
      /`゙i         ´    ヽ  !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!
 !    \::::::::::::::ヽ    `ー─ ' /
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /
 .! \     `‐、.    `ー;--'´
  ヽ \     \   /
0180新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:25:14.52ID:CeCnuCLr
     東京都 講談社本社ビル・待合室


 講談社本社ビルのとある場所にある、待合室。
 そこのソファに、かつてのMMR隊員、タナカとトマルは座っていた。

トマル「遅いですね・・・ ナワヤさん。
    イケダさんを迎えにいったはずじゃ・・・」
タナカ「まさか、どっかの組織がMMRメンバーが再結集する事を知って、
    前みたいにナワヤさんを狙ったんじゃ・・・」

 タナカがそんな事を口走った、その時・・・

    |┃.   、ー'´         \      /''⌒ヽ-─‐- 、
    |┃三  >       ,       !     ゝ ,、.___,  \
    |┃     ≧  , ,ィ/ハヽ\   |    「 ./        \  |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ガラッ.|┃    .1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 !     |./        ヽ |  <  待たせたな、二人とも!
    |┃    _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h    r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ  |  イケダも来たぞ!!
    |┃三  {t|!  ̄" }  ` ̄  !リ    :|r|  ー "j `ー ′ h゙リ   \____________
    |┃.   ヾl   ヾ_    /'     ヾ!   ヾ     イ‐'
    |┃三    ト  ヾー-' ` /.|       ト.、  ー―  , ' |
    |┃      | :\    /,' ト、_       ⊥:`ヽ. __ / ,' |
    |┃三 ,、.._ノ ::  `ー '   /,.イ   / ̄\ ::       , '/ ̄\

タナカ「ナワヤさん!無事だったんですか!」
 タナカは、安心した様子で答える。
0181新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:25:52.38ID:CeCnuCLr
ナワヤ「何言ってんだ、それじゃ俺が毎日命を狙われてるようじゃねーかよ」
タナカ「実際狙われてましたよ。確か、予知能力を調べた際に一回、
    遺伝子技術の調査の際に一回、計二回ナワヤさんは殺されかけてますよ」
ナワヤ「そ・・・ そうだったか? ・・・よく覚えてねーな」
タナカ「全く・・・ そんなだからよく狙われるんじゃないですか?」

 ハァ・・・、とタナカは溜息をつく。

トマル「それにしても・・・ 本当にみんな久しぶりですね・・・」
ナワヤ「全くだな・・・ あの時、俺達は『神の言葉』の真相に近づきながら、
    もう一歩のところで調査を断念せざるを得なかった・・・
    それでも、「あきらめない」事が俺達にできる唯一の戦い方だった事が
    わかって、みんなバラバラに旅立ったからな・・・」

トマル「・・・キバヤシさん、一体今何処にいるんでしょうか・・・」
ナワヤ「・・・さあな、でもあいつの事だ、きっとどこかで頑張ってるんじゃないか?
タナカ「・・・だと、いいですけどね・・・」

一同「・・・・・・」
 一同の中を、重い空気が覆う。

トマル「ま、まあ、とりあえず、会議室に行きましょう。
    お互い、色々話したいこともあるでしょうしね」

 トマルが、重い空気を切り開き、話を進めた。

ナワヤ「そうだな・・・ あれからもう数年も経ったんだ。
    会議室でゆっくり話そうぜ」 ダッ
0182新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:26:08.14ID:CeCnuCLr
 ナワヤは、通路へのドアを開き、進もうとしたが・・・


   ドカッ!

ナワヤ「ブッ!」

 ナワヤはドアの向こうに立っていた人物に頭をぶつけ、声を上げる。

ナワヤ「だ・・・ 誰だ!?ボケッとつっ立ってんのは!!」
イケダ「ナ・・・ ナワヤさん・・・」
ナワヤ「あん?」

 ナワヤは頭を押さえながら頭を上げた。そこに立っていたのは・・・
0183新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:26:31.90ID:CeCnuCLr
     ,ィ, (fー--─‐- 、、
.    ,イ/〃        ヾ= 、
   N {                \
  ト.l ヽ               l
 、ゝ丶         ,..ィ从    |   
  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |   
   `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ   
.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ   
    ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン  
      l     r─‐-、   /:|   
       ト、  `二¨´  ,.イ |   
     _亅::ヽ、    ./ i :ト、   
  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、 
    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l
   ヽl \\‐二ニ二三/ / /
キバヤシ「久しぶりだな・・・ みんな」
0184新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:26:51.29ID:CeCnuCLr
 /   , ,ィ ハ i、 、     !   /''⌒ヽ-─‐- 、     、ー'´         \ .イ   , ,ィ ハ i 、 .   |
 /イ  ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 |   ゝ ,、.___,  \  >       ,       !  | ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
  イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│  「 ./       u \  |  ≧  , ,ィ/ハヽ\   |   |/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
  r、H   ┴'rj h ‘┴ }'|ト、  |./        ヽ |  1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry   ┴ 〉   └'‐ :|rリ
  !t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|.   ヾi丶     u レ'
  ヾl.     fニニニヽ  u/‐'  :|r|  ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" }  ` ̄  !リ ヾl u  iニニニヽ   /|
    ト、  ヽ.   ノ u,イl.    ヾ! v  ヾ__ v イ‐' ヾl   ヾ_  v ./'    ト、  、__丿u ,イ ト、
   ,.| : \  `ニ´ / ; ト、    ト.、u L_ フ , ' |.    ト、u ヾー `> /.|.   ,| ::\     / ; / \
-‐''7 {' ::   ` ー '  ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' |    | :\   ̄ /,' ト、_ /〈 ::  ` ー '   ,'/   「
  /  \ ::       , '/  :|     `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ ::  `ー '   /,.イ   \::     /      |
 /     \    /     |        | ヽ-‐'´ _,.ヘ<  _::   _,. イ/ |     ,.へ、 /´\       |
ナワヤ「キ・・・ キバヤシィィィ!!!!」
タナカ・イケダ・トマル「キ… キバヤシさあぁぁぁぁん!!!!!」

 すかさず、ナワヤとタナカはキバヤシに駆け寄る。

ナワヤ「キバヤシ・・・ お前、今まで一体何処で何してたんだ!?」
タナカ「心配してたんですよ!!」
キバヤシ「済まない・・・ 長い間連絡が取れなくてな・・・
     ・・・だが、それ相応の収穫はあったぞ」

トマル「それ相応の収穫・・・?」
 トマルは首を傾げる。

イケダ「例えば・・・ 『神の言葉』の正体とかですか? ハハハ・・・」

 イケダは恐らく冗談まじりで言ったと思われる。本人もそのつもりだった。
 だが、キバヤシの答えは・・・・・・
0185新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:27:27.83ID:CeCnuCLr
キバヤシ「フッ・・・ 流石だなイケダ。その通りだ」



ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i
ナワヤ・タナカ・イケダ・トマル「なっ… なんだって―――――!!?」


 四人は、思わず大声を上げてしまった。無理も無い。
 かつて、五人があれだけ賢明に捜索して、それでも正体がわからなかった
 『神の言葉』の正体を、キバヤシが掴んだというのだから。

ナワヤ「それは本当なのか・・・!? キバヤシ!!」
 ナワヤは、すかさずキバヤシに問いただす。
0186新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:28:13.37ID:CeCnuCLr
キバヤシ「ああ、本当だ」
 そして、キバヤシは即答した。

イケダ「一体、奴らは何者だったんですか!?教えてください!!」
キバヤシ「まあ、慌てるな。お前達も色々話したいことがあるだろう。
     まずは会議室に行こう。そこで話す」
ナワヤ「お・・・ おう!」


 そして、彼らは会議室に向かっていった。
 かつて知ることの出来なかった真実にもう一度挑むために・・・
0187新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/07(水) 21:28:36.93ID:CeCnuCLr
110 名前:新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト:2007/11/30(金) 18:32:31
○キバヤシ→数年ぶりにナワヤ達の前に姿を現す。『神の言葉』の正体を掴んだらしい。
○ナワヤ、タナカ、イケダ、トマル→数年ぶりに集結。キバヤシの来訪に驚きを隠せない。

【今回の新規登場】
○トマル(MMR マガジンミステリー調査班)
補助要員としてMMRに参加した眼鏡をかけた男。弱点は太もも。東京大学卒。
MMR解散後、ジャンクDNAの研究を志す。

○タナカ(MMR マガジンミステリー調査班)
MMR結成当初からいた隊員。かなりキバヤシに影響されており、「予言博士」と自称する。
ノストラダムスの大予言以外にも「ヨハネの黙示録」にも詳しい。筑波大学において考古学を専攻。
トルコの遺跡カマン・カレホユックの調査にも参加。余談ではあるが、実は予言詩や外国語文の翻訳は
殆ど彼の手に由るものでキバヤシ自身が読み上げる場面は滅多にない。
MMR解散後、世界中の様々な遺跡を調べるため、海外に旅立つ。

 ◆『神の言葉』
  正体不明の組織。その正体はナチスドイツの残党とも軍産複合体とも言われるが
  真相は定かではない。「レジデント・オブ・サン」という人物が関わっている以外は
  構成員は不明。かつて始皇帝陵の隷属遺伝子を巡り、MMRと対峙した。
0188新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:52:39.08ID:???
     東京都 講談社本社ビル・会議室
 
 講談社本社ビルの会議室、そこにかつてのMMRメンバー、
 ナワヤ、タナカ、イケダ、トマル ・・・そして突如現れたキバヤシは集合していた。
 キバヤシは会議室のホワイトボードの前の教壇に立ち、
 後の四人はその真正面の席に座っていた。

タナカ「こうして集まるのも・・・ 何年ぶりでしょうか・・・」
イケダ「ほんと、久しぶりですね・・・」
ナワヤ「でも、みんな、よく集まってくれたな・・・ 俺からも礼を言うぜ」

 全員が懐かしさを口に含め談笑する中、キバヤシは口を進めた。

キバヤシ「・・・今回、ナワヤがお前達を収集したのは他でもない・・・
      俺達はMMRの解散後、散り散りになりながらも、世界各地に向かい、
      そこで様々な情報を求め続けていた・・・
      そして今日集まり、これまで各々で調べてきた調査の内容を
      ここでお互いに発表し、皆で再検証する・・・ という事だったらしいな、ナワヤ」

 キバヤシは、ナワヤに確かめるように問う。

ナワヤ「ああ・・・ ま、お前が来た事だし・・・
     お前がやりたいんなら進行役は任せるぜ」

 ナワヤは、そう即答した。やはり、長年リーダーを務めてきたキバヤシなら
 話の流れを任せられるということなのだろう。
0189新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:53:06.68ID:???
キバヤシ「そうか・・・ では俺が進めさせてもらう。
      誰からでもいい・・・ 自分が調べてきた調査内容を話してくれ」

 キバヤシがそう発言した直後、一名が挙手した。

イケダ「ハイ!!」
キバヤシ「イケダか・・・ 確かお前は最先端の遺伝子技術を求め、
      アメリカに行っってたな・・・ 話してくれ」

 イケダは席から立ち上がり、話し始めた。

イケダ「僕はアメリカに渡米した後、チャーリーの協力を得て、
    様々な遺伝子操作の技術を研究している施設を見て回りました。
    その中でも、特に注目したのは、やはり『コーディネイター』関連の話題です」
キバヤシ「フム・・・」

 イケダは険しい表情で話を続けた。

イケダ「今現在は当時のブルーコスモス的思想の定着等により、いわゆる
     『第一世代のコーディネイター』は殆ど生まれなくなっていますが、現在でも
     コーディネイターとナチュラルの間の確執は消えたとは言えず、人権、社会、
     国家的な問題が依然残ったままだと言えます。つい数ヶ月前にも、ナチュラルの
     排除を目的としたパトリック・ザラ率いる過激派がグランショッカー・・・
     現ディバイン・ショッカーと手を組み、プラントの首都「アプリリウス・ワン」を
     占領したという事件が起きています」
ナワヤ「自分達の主張の為なら悪党と手を組んで、同胞すら容赦なしか・・・ ひでぇな・・・」

 ナワヤは苦い顔をし、心の中で舌打ちする。イケダは表情を崩さず、さらに話を続ける。
0190新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:53:47.71ID:???
イケダ「幸いにもこの事件はヒーロー達や、当時のクライン派の軍勢によって
    鎮圧されましたが、まだ安全な状況だとは言えません。かつて僕達は
    「遺伝子∞(インフィニット)」や「寿命コントロール遺伝子」等による
    遺伝子操作の技術による人類間の確執を危惧してきましたが、それはまさに
    今、現実の問題となっていると言っても過言じゃないでしょう。僕はそこに恐怖を感じます」

 イケダは全てを言い終わると、着席した。

キバヤシ「なるほど・・・ 遺伝子操作による人類間の確執か・・・」

 キバヤシの言葉の後、トマルは席から立ち上がり、話し始めた。

トマル「確かに遺伝子操作による人類間の確執も大きな問題だと思いますが・・・
    僕は他にも、自然発生的な人類の進化に興味を持っています」
ナワヤ「自然発生的な・・・ オルフェノクとかか?」

 ナワヤはトマルに質問した。

トマル「ええ、その進化によっても様々な種類があり、いわゆる
    「ニュータイプ」「超能力者等」、他の人間と姿形が変わらない者もいれば、
    「オルフェノク」「アギト」の様に、外見からして形を変えてしまう者もいて、
    特に後者には現人類を下等生物とみなす勢力も多いようです」

タナカ「確か・・・ オルフェノクはイケダさんの話に出てきたプラントの
    占領事件にも関わってましたよね・・・」
トマル「ええ、俗に言う「地球至上主義勢力」が主導のTVやインターネットの
    ニュース報道等では、オルフェノクが人類に害をもたらす存在の様に
    言われていますが、実際にはDショッカー等に関わっている者以外は
    大半が人間への敵意を持たず、仮面ライダー等、ヒーロー側の勢力に
    協力している者達も一部ながら存在しているようです」
キバヤシ「だが、そんな連中だけじゃないというのが問題だ・・・」
ナワヤ「何てこった・・・ 人類は一体どうなっちまうんだ・・・」
0191新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:54:12.09ID:???
 ナワヤは冷や汗をかきながら、戦慄する。

トマル「・・・人類は有史以前より、様々な脅威にさらされ続けていました。
    宇宙や地球の内部からの脅威・・・ 魑魅魍魎、悪鬼悪霊の類・・・
    ・・・僕個人の考えなんですが、もしかしたら、これらの人類の進化は、
    人類がこれらの脅威に耐えうるため、ジャンクDNAが自発的に進化を
    始めたのではないか・・・ そんな気もするんです」

 そう言うと、トマルは着席した。

キバヤシ「なるほど・・・ 現在地球にはDショッカーや宇宙連合の過激派等、様々な
      敵対勢力が大頭している・・・ それらの脅威に立ち向かうための進化か・・・」

 そう言い、キバヤシはナワヤに目を向けた。

キバヤシ「ナワヤ、お前はどうだ。MMR解散後も講談社に残って、編集者の立場から
      様々な情報を探索してたらしいが、何か目立ったことはあったか?」

ナワヤ「俺か・・・ 俺が編集部で仕入れた情報で目立ったのは、やっぱり、
    中学生や高校生の起こす事件や社会問題だな」
イケダ「事件・・・ イジメ、薬物、ひきこもりとかですか・・・
    確か雑誌の方でも漫画の形式で取り上げてましたね・・・」

 イケダがそう言うと、ナワヤは自分の座っていた
 パイプ椅子の下から、新聞を取り出す。

ナワヤ「最近も、ほら」 バッ

 ナワヤは、イケダに新聞を投げ渡した。
0192新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:56:05.76ID:???
イケダ「こ、これは・・・?」
ナワヤ「四日前の新聞だ。一面を読んでみろ」
イケダ「えーと・・・ 何々・・・」

 イケダは、新聞の一面を読み上げた。

  『マンションの惨劇!学生二人の命が失われたその原因は?
  その残酷極まりない事件は神奈川県原巳浜で起きた。地元の榊野学園に在学していた学生の
  伊藤誠さん(16)、西園寺世界さん(16)の二名が早朝、無残な姿でマンションで発見された。
  西園寺さんの遺体ははマンションの屋上に血まみれで横たわっており、腹部を刃物の様な
  物で裂かれていた。また、伊藤さんは首から上を切断されて持ち去られており、DNA鑑定で
  本人であることが判明した。なお、血痕などから、伊藤さんを殺害したのは同じく殺害された
  西園寺さんである事が判明しており、目撃情報などからその西園寺さんを殺害したと思われる
  同学園に所属の桂言葉容疑者(16)を現在警視庁は全力を挙げて捜索中である』

イケダ「・・・酷いですね、こんな事件が起こるなんて・・・」
ナワヤ「・・・ったく、世も末って奴だよ・・・ あのノストラダムスでも
    人類破局の危機は予言できても、こーいう現実的な問題までは
    予測できなかったって訳さ・・・」
キバヤシ「・・・・・・・・・」

 全員、沈黙する。

ナワヤ「・・・正直、俺個人としては、Dショッカーや宇宙連合も脅威だとは思うけど、
     こういった人類内部での破局も、より身近な恐怖として脅威を感じるぜ・・・」

 ・・・暫く沈黙が続いた後、話を進めたのはタナカであった。
0193新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:56:40.23ID:???
タナカ「・・・そういえば最近、「スクランブルフォース」って組織ができましたよね?
    あれに関しては皆さんはどう思いますか?」

 タナカの問いに対し、ナワヤは椅子の背もたれに寄りかかりながら、
 腕組みをした姿勢で答えた。

ナワヤ「・・・確か、小学生から高校生くらいの子供達で結成された自警団だったっけな。
     正直な所を言うと・・・ 俺はどちらかっつーと反対だ。
     俺たちの雑誌を読んでるくらいの年齢の奴らが武器を持って
     危ない連中と殺し合うなんて、正直、あまり考えたくねぇな・・・」

 ナワヤが言い終わった直後、トマルも口を開いた。

トマル「・・・僕は、どっちかというと、賛成です。
    確かに彼らはまだ10代程度の少年少女です。その上で誰かに強制されて
    戦わせるというなら反対ですが、彼らがDショッカー等の悪が許せず、
    それらの驚異から人類を守るため、自分達の意志で戦いに赴くのなら、
    それを僕ら大人がどうこう言う権利は無いんじゃないでしょうか」

 トマルの発言したスクランブルフォースの擁護論に対し、
 ナワヤは表情を変え、トマルに詰め寄った。

ナワヤ「おいおい、何言ってんだ!自分の意志だか何だか知らねぇが、
     子供が戦争に巻き込まれていいわけねぇだろーが!!
     そうだな・・・ 確かお前の従兄弟にシゲキってやつがいたよな!
     もしあいつがそのスクランブル・・・ 何とかに入るって言ったら
     お前はそれでも平気なのか!?」

 ナワヤの顔が真ん前にあるという、凄まじくプレッシャーがかかっているだろう状態にも関わらず、トマルは表情を崩さず答えた。
0194新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:57:08.36ID:???
トマル「・・・シゲキ君が、少なくとも100%自分の意志でスクランブルフォースに
    入るというのなら、僕は止めはしません」

 トマルの言葉に、ナワヤは怒りの表情で彼の胸ぐらを掴み上げた! ガバッ

ナワヤ「お、お前なぁ!!」
トマル「ぼ、僕は、間違ったことは言ってるとは思いません!」

 まさに一触即発の状態の二人。流石にこの状況は不味いと思ったのか、
 タナカとイケダは声を揃え、二人に向かって一喝した。

タナカ・イケダ「い───かげんにして下さい! ボケェ

ナワヤ「うおっ!?」 バッ
トマル「うわっ!?」 ドサッ

 突然の大声にナワヤは驚き、トマルの胸ぐらを掴んでいた手を緩めてしまう。
 その結果、トマルは床に音を立てて尻餅をついてしまった。

タナカ「確かに最初に言い出したのは僕ですし、スクランブルフォースに関しても
    人それぞれ賛否両論があるでしょうけど、今はもっと別にしなくちゃいけない
    話があるでしょ──が!!」
イケダ「そうですよ!せっかくキバヤシさんがMMRとしての活動時には尻尾を
    掴みながら、全貌までは知ることのできなかったあの『神の言葉』の
    正体を掴んだって言うんですよ!?知りたくないんですか!?」
0195新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:57:29.92ID:???
 二人はナワヤとトマルに対して険しい見幕で詰め寄った。
 この状況に対して、ナワヤとトマルは自分達の表情を引きつらせるしか無かった。

ナワヤ「わ、解った!悪かったよ!
     お、俺もそろそろ話を切り上げる頃だと思ってたんだよ!」
トマル「ぼ、僕もそう思ってた所ですよ!」

 二人の表情には明らかに焦りが見えていた。

イケダ「ったく・・・ ナワヤさんとトマルは本当に相変わらずですね・・・」
 イケダはため息をつく。

キバヤシ「・・・だが、それはナワヤ達がMMR解散から数年経った今でもかつてのMMRとしての
      志を失っていないという何よりの証拠だ。悪いことではないさ。」

 キバヤシは、口元に少し笑顔を含み、そう言った。

キバヤシ「・・・さて、そろそろ本題に移ろうか」

 そう言い、キバヤシは表情を変え、教壇に向かい直った。

ナワヤ「・・・その前に、一つ聞きたいことがある」

 ナワヤは挙手し、キバヤシに問いかけた。
0196新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:57:55.03ID:???
キバヤシ「・・・何だ?ナワヤ」
ナワヤ「お前、数年前に「旅に出る」って手紙に書いて、それ以来
     音信不通だったわけだが、一体今まで何処で何をやっていた?
     後、何で俺たちに一度も連絡をよこさなかった?
     もし無事だったんなら、俺達に一回くらい連絡してもいいじゃねえのか!?」

キバヤシ「・・・・・・」
 キバヤシは、少し黙り込む。
 そして、数秒の沈黙の後、口を開いた。

キバヤシ「俺は、MMRが解散した後も、編集部に残って編集者として活動していた。
      できることなら直ぐにでも『神の言葉』の正体を知るために、アメリカや中国に
      向かいたかったが、直ぐに活動したら、奴らに感づかれてしまう・・・
      それでお前達にまで危険が及ぶのは、できれば避けたかったんだ・・・」

ナワヤ「・・・・・・」
タナカ「・・・・・・」
イケダ「・・・・・・」
トマル「・・・・・・」
 四人は、ひたすら黙ってキバヤシの話に耳を傾けている。
キバヤシ「だが・・・ ある時、"夢”を見たんだ」
四人「「「「夢!??」」」」
キバヤシ「ああ・・・ あれは夏の蒸し暑い夜の事だった・・・」
  
  ◇    ◇    ◇    ◇
0197新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:58:22.37ID:???
キバヤシ「ウ、ウ〜ン・・・」

 ──あまりの寝心地の悪さに、俺は少し目が覚めたんだ。
 ──そして、辺りを見回すと・・・

キバヤシ「こ、ここは・・・!!?」

 ──目が覚めたとき、俺は、異空間のような所にいたんだ。
 風景はなく、ただ歪んだ色とりどりの曲線だけの空間で、
 俺は、一体自分の身に何が起きたのか理解できなかった。
 その時──

???「・・・シ。・・・キバヤシ」
 突如、俺を呼ぶ声がしたんだ。

キバヤシ「だ、誰だ!?」
 そして、俺が声の方向に振り返ると・・・

謎の老人「・・・・・・」
キバヤシ「だ、誰だお前は!?」

 俺のすぐ傍に、黒い帽子を被り、全身を黒い服装に包んだ、
 白い髭を生やした老人が立っていたんだ。

謎の老人「・・・我の名はノストラダムス。お主も存じているはずだ」
キバヤシ「ノ、ノストラダムス!!?あ、あなたが!!?」
ノストラダムス「いかにも。我こそがノストラダムスだ」
0198新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:59:14.02ID:???
 そう──、俺の傍に立っていた老人は、
 紛れもなくかつての大予言者、ノストラダムスだった。
 俺は恐縮し、言葉も出なかった。
 そんな俺に、彼はこう言い残したんだ。

ノストラダムス「キバヤシよ・・・ 今、地球には危機が迫っている!!」
キバヤシ「何ですって!?それは恐怖の大王のことではないのですか!?」
 俺は、ノストラダムスに対し問いかけた。

ノストラダムス「・・・『恐怖の大王』は今の時代を生きる英雄達の活躍により、去った。
         ・・・だが、『アンゴルモア』は未だ姿を現さなぬ」
キバヤシ(そ、そういえば・・・ 確かノストラダムスの予言集の記述には
      恐怖の大王はアンゴルモアの大王を甦らせる者として書かれていた・・・
      恐怖の大王が消えても、アンゴルモアの大王は未だ存在している・・・)

ノストラダムス「・・・キバヤシよ、お主は立ち上がらなければならぬ」
キバヤシ「た、立ち上がる・・・!? 一体何を・・・」

 ノストラダムスの突然の言葉に、俺は一瞬だけ困惑してしまった。

ノストラダムス「・・・キバヤシ、アメリカへ行け」
キバヤシ「アメリカ・・・ ですか?」
ノストラダムス「うむ。そこで「ペガサス・J・クロフォード」という男に会え。
         彼こそが、『神の言葉』の正体を知っている男だ。
         彼に会えば、奴らの真実に迫ることができるだろう・・・
         お主を信じているぞ・・・ キバヤシ・・・」

 そう言うと、ノストラダムスの体は徐々に薄くなり、消えていった・・・
0199新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 16:59:50.86ID:???
キバヤシ「ま、待ってください!」

ノストラダムス「キバヤシ・・・ 地球、いや全平行宇宙の未来はお主達にかかっている。
         頼んだぞ!!」

   ピカッ!!

キバヤシ「うわっ!」

 突如光った閃光に目がくらみ・・・ もう一度目を開けると・・・

キバヤシ「・・・・・・」

 ──俺は、自室のベッドに戻っていた。
   
  ◇    ◇    ◇    ◇

キバヤシ「───と、言う訳だったんだ」

 キバヤシは、全てを言い終わると、少し表情を緩めた。
0200新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:01:14.51ID:???
ナワヤ「ほ、本当に・・・ ノストラダムスが・・・?」
 ナワヤは、明らかに困惑の表情を浮かべていた。

キバヤシ「ああ・・・ 本当だ。信じられないかもしれないが・・・ 事実だ」

タナカ・イケダ・トマル「・・・・・・・・・」
 一方、トマル達は、完全に沈黙状態に陥っていた。

ナワヤ「そ、それで・・・ そのペガサスって男に・・・ 会えたのか!?」
 ナワヤは動揺しながらも、キバヤシに質問した。

キバヤシ「それは・・・ これから話そう」


182 名前:新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト:2007/12/31(月) 22:36:07
○キバヤシ→自分の経緯をナワヤ達に説明中
○ナワヤ達→キバヤシの夢にノストラダムスが登場したことに対し、驚きを隠せないでいる
△ノストラダムス→キバヤシの夢の中に出現。「ペガサス・J・クロフォード」という男に会うようキバヤシに伝えた。
(※諸事情によって一部修正しました)

【今回の新規登場】
△ノストラダムス(MMR マガジンミステリー調査班)
フルネームはミシェル・ド・ノートルダム。予言書「諸世紀」で有名なフランスの
予言者。過去の人物なので直接MMRとは関わっていないが、キバヤシ曰く人類に
危機を警告する「時空を超えて立ちはだかる」存在。
0201新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:02:25.42ID:???
キバヤシ「夢を見た後、俺はすぐにアメリカに向かった。
      ペガサスという男に会うためにな」
ナワヤ「お、おう・・・」

 ナワヤは、腕組をして頷く。

キバヤシ「俺は渡米した後、「ペガサス・J・クロフォード」の行方を調べ・・・・・・ その所在を掴む事に成功した」
タナカ「!! ・・・本当ですか!?」

 キバヤシの言葉にタナカは目を大きくして驚いた。

キバヤシ「ああ・・・ そして、本人と直接話す機会も得ることが出来た」

 キバヤシは、自分とペガサス・J・クロフォードが行った話の内容を、
 ナワヤ達に話し始めた・・・

  ◇    ◇    ◇    ◇
0202新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:02:46.33ID:???
     一年前


 山々や森林に囲まれた湖の畔に建っている洋風の大きな古城・・・
 それこそが、インダストリアル・イリュージョン社の名誉会長であり、世界中で大ブレイクしている
 TCG「デュエルモンスターズ」の生みの親、ペガサス・J・クロフォードの住む古城である。

 その豪邸の屋外の、湖を一望できるプールサイドの前に置かれた白色の折り畳み式の
 テーブルを挟み、キバヤシと銀色の長髪の男性―――ペガサスの二名は会談を行っていた。

キバヤシ「――――という訳です。『神の言葉』について、知っている事を教えて頂けないでしょうか・・・?」
ペガサス「成程、それで日本からはるばるアメリカまで来たという訳デスか・・・
    MMRの活躍は、アメリカでも一度耳にした事がありマース」

 キバヤシはペガサスに真剣な表情で問いかけており、ペガサス自身もその問いに対し、
 冷静な表情で対応を行っていた。

キバヤシ「お願いです!! 今は一刻も無駄にはできないんです!!」
ペガサス「・・・・・・」

 ペガサスは、少し黙り込むと、微妙に真剣な表情になり、数秒置いてキバヤシに返答した。

ペガサス「いいでしょう、Mr.キバヤシ、お話しマース」
キバヤシ「!! ・・・ありがとうございます!」

 ペガサスは、キバヤシの目を見ながら、話を続けた。
0203新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:03:12.72ID:???
ペガサス「まず、あなた方が退治していた組織・・・ 『神の言葉』について話しマース。
     『神の言葉』・・・ 彼らの最終的な目的は、大国の軍産複合体と結びつき、
     世界中に軍事国家を張り巡らせる事でした・・・」
キバヤシ「ああ・・・ そこまでは我々も知っています・・・
     その為に奴らは、スーパーモスキートや隷属遺伝子など、様々な計画を打ち立ててました・・・」
ペガサス「そこまで知ってるとは・・・ 流石デース」

 その言葉と共に、ペガサスの目の光が多少変わったように感じた。
 正直、ペガサスはMMRの事を耳に挟んでいても、具体的にどんな集団なのかは知ってなかった。
 その為、初対面時はキバヤシに対し所謂三流雑誌記者のようなイメージも持っていたが、
 キバヤシの真剣な表情、そして彼らが掴んだ『神の言葉』の作戦を聞き、彼らが単なる三流記者の
 集まりでない事を確認し、態度を改めたのだった。
 ―――無論、最初から表情にも言葉にも出してないため、キバヤシが知る事は無かったが。

キバヤシ「・・・肝心なのは、そこまで奴らの真実に踏み込んでも、俺達が判らなかった謎です。
     『神の言葉』の正体・・・ 知っているのなら、教えていただきたいのです・・・
ペガサス「・・・彼らの正体、デスか」

 ペガサスの表情が、微妙に曇る。

キバヤシ「お願いします!! 『神の言葉』とは一体何者なんですか!!」
ペガサス「・・・・・・Mr.キバヤシ、ユー達が興味本位ではなく、真剣に彼らの事を知りたいと
     言う気持ちは理解してマース・・・ ですが、彼らは非常に危険な組織デース・・・
     貴方達がこの世界の“表”に位置する者なら、彼らは“裏”に位置する者。
     表の者が不用意に裏に踏み込めば・・・ 悲劇が生まれマース」

 そう言うと、ペガサスは、左目を覆っている銀髪を掻き分け、キバヤシの前に露にした。
 そこに・・・ 彼の左目は無かった。
0204新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:04:24.27ID:???
キバヤシ「なっ・・・!?」
ペガサス「これが不用意に“裏”の世界に関わった者の末路の姿・・・ Mr.キバヤシ、
     これ以上“裏”の世界に関わろうととすれば、これだけじゃ済まないかも知れまセーン。
     ―――それでもユーは、彼らの正体を知りたいデスか?」

 ペガサスが左目を失った理由は、実際の所、かつてエジプトのクル・エルナ村を訪れた際に、
 村の地下神殿で決して見てはならぬ千年アイテムの儀式を見てしまった為、千年アイテムに
 選ばれるか否かの闇の試練を受け、千年アイテムの一つ「千年眼」を手に入れた代償として
 失ったという経緯であり、『神の言葉』とは全く関係は無かった。

 しかし、秘密結社とオカルトの違いはあれど、どちらも“表”の世界に対する“裏”である事は事実。
 そんな“裏”の世界の者達がどういう存在であるかを知った上で、キバヤシがそれでも臆せず
 彼らに立ち向かう覚悟を有しているか。もしここで臆するようならば、『神の言葉』の真相に辿り着く前に
 『神の言葉』の手にかかり、下手したら、片目を失うだけでは済まないかもしれない。
 ペガサスはそれを確かめる為に、自分の失った左目を彼に見せたのだった。

 ―――そして、キバヤシは自分の答えをペガサスに告げた。

キバヤシ「・・・忠告はありがたく受け取っておきます。ですが、我々は奴らの作戦を阻止する為にも
     ここで立ち止まるつもりはありません。覚悟はできてます」

 ペガサスは、キバヤシの顔を見る。
 彼の目は、真っ直ぐな光を放っているような、真っ直ぐな眼光を備えていた。

ペガサス「・・・判りました。お話しシマース」

  ◇    ◇    ◇    ◇
0205新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:06:24.01ID:???
ナワヤ「――――それで、結局『神の言葉』ってのは何だったんだよ?」
タナカ「ちょ、ちょっとナワヤさん・・・ まだキバヤシさんが話してる最中ですよ・・・」

 キバヤシの話の途中で、ナワヤは話を中断してキバヤシに問いかける。
 それと同時に、他の二人と共に話に聞き入っていたタナカもナワヤを制止した。

 それを見計らっていたかのように、キバヤシはナワヤに視線を向け、彼に語りかけた。

キバヤシ「・・・・・・ナワヤ、『GOD機関』という組織を知っているか?」
ナワヤ「『GOD機関』? え、え〜と・・・、確か・・・ ショッカーとかと同じ、
    改造人間でテロとかやった組織だよな? 仮面ライダーに大分前に潰されたって聞いたけど・・・」
キバヤシ「その通りだ・・・ では、GODとはどういう背景の組織だったのか、わかるか?」
ナワヤ「そ、それは・・・ えーと・・・ そこまでは知らねぇな・・・」

 ナワヤは困惑してしまうが、無理も無い。
 ショッカーやGOD機関等、人体改造などの技術を悪用した秘密組織の存在や活動は、
 TVの報道やインターネットのニュースでも度々報じられているが、それらの組織が一体どういう
 組織なのかという情報は、彼ら一般人には中々届かない物であった。
 キバヤシは、彼に対しGOD機関に関する説明を行った。

キバヤシ「・・・アメリカで聞いた、確かな筋の情報によれば、GOD機関とは、当時核問題などで
     対立し合っている東西の大国同士が水面下で手を結び、日本を滅ぼす目的で組織した秘密結社らしい。
     最も、その結成にはかつての秘密結社ショッカーが大きく関わっているらしいがな・・・」
ナワヤ「なるほどな・・・ で、それが『神の言葉』と何の関係があるんだ?」

 ナワヤはキバヤシに再び問いかけるが・・・ キバヤシは何故か無言のままであった。
 そんな彼に対し、ナワヤ以外のメンバーも彼に話しかけた。
0206新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:06:44.17ID:???
イケダ「・・・・・・キバヤシさん?」

キバヤシ「・・・それが、ペガサスが話してくれた『神の言葉』の正体だ」
一同「「「「!!!!?」」」」

 その言葉に、ナワヤを始めとするキバヤシ以外の全員は、驚きの声を上げた。

タナカ「ど、どういう事なんですか!? キバヤシさん!!」
キバヤシ「よく思い出してみろ・・・ 俺達が追ってきた『神の言葉』が起そうとしてきた計画を・・・」

 キバヤシがそう言ったと同時に、全員が何かに気付いた様な表情を浮かべた。

ナワヤ「!? まさか・・・ キバヤシ・・・」
キバヤシ「そうだ・・・ 似てると思わないか・・・? 『GOD機関』と組織の方向性が・・・」
イケダ「た、確かに・・・ 『神の言葉』が起こそうとしていた計画の中には、
    風水を利用して日本の穀倉地域を壊滅させようとしたり、殺人プログラムをネットに流そうとしたりと、
    日本を壊滅状態に追い込む事を目的としたものが少なくなかった・・・」

 イケダが話し終わると同時に、黙り込んでいたトマルも何かに気付いたような
 表情を浮かべ、直後にキバヤシ達の方を向き、口を開いた。

トマル「・・・それだけではありません!」
ナワヤ「ま、まだ何かあるのかよ・・・」
トマル「GOD機関と神の軍団・・・ 共に「神」を組織名としてます!」
ナワヤ「!!! た、確かに・・・!」
キバヤシ「GOD機関のGODは、Government Of Darkness・・・ 「暗黒政府」の略らしいが、
     組織の体質から考えて、神を意味する『GOD』になるように単語を選んだと言うのは
     十分考えられる話だ・・・」
0207新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:07:00.05ID:???
 全員が神妙な表情を浮かべ、黙り込んでしまう。
 その中で先に口を開いたのは、ナワヤであった。

ナワヤ「確か・・・ GOD機関の結成にはショッカーが大きく関わってるって言ったよな・・・
    って事は・・・ まさか・・・」

 ―――そして、キバヤシもそれに答えた。

キバヤシ「そうだ・・・ 『神の言葉』とは、やはり『GOD機関』の事だったんだ・・・
     つまり・・・」
0208新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:07:16.92ID:???
      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   『神の言葉』の計画を裏で操っていたのは、
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    他ならないショッカーだったんだよ!!!
       l   `___,.、     u ./│    /_ 
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
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0209新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:07:32.84ID:???
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
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  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
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       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i
ナワヤ・タナカ・イケダ・トマル
「なっ… なんだって―――――!!?
0210新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:07:51.23ID:???
トマル「そ・・・ そんな・・・ ショッカーって言ったら、今は・・・」

 ナワヤ達はショックを隠せないが、無理も無い。
 なにせ自分達が追っていた『神の言葉』の正体が、あの世界規模で暗躍していた秘密結社
 「ショッカー」と非常に深い部分で繋がっていた事を知ってしまったのだから。

 それだけでは無い。今やショッカーやGOD機関は、三柱の至高邪神の元、
 他の数多の悪の組織や集団を統合し、今や他に類を見ない規模を誇る悪の組織、
 『無限なる帝国ディバイン・ショッカー』となっているのである。
 『神の言葉』がもし本当にGOD機関やショッカーと繋がっているのであれば・・・

 ―――――彼らの前に立ち塞がる相手は、想像以上に強大な存在であった。


ナワヤ「な・・・ 何てことだ・・・ Dショッカーって言ったら、ショッカーのような秘密結社以外にも、
    外宇宙や異世界の連中、妖怪とかもいるって言うじゃねぇか・・・」
イケダ「そんな連中が相手じゃ、対策の立てようなんてあるはずも無い・・・」
トマル「幾らなんでも、絶望的です・・・」

 ナワヤ達は深く沈んでしまった。周囲を重たい空気が包む。

タナカ「いっその事、最初から関わってなければ・・・」



 ――――誰もが希望を失いかけたそんな中、キバヤシは意を決した表情に変わり、言葉を発した。
0211新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:08:12.21ID:???
        ,   / `ー---─一''"~´ ̄`ヾヽ
      i  i| ilレ           ミミミミ''"`─- 、
    , .,i! i !/i  i         ミミミミヾ   ミヾ ゙ヽ
    .i  ,!i l.| ' i  ゞ       彡ミミミヾ   ミヾヾ  `ヽ
  ,  i!、k ヽ、 ヽ          彡ミミ   ミヾヾ    ゙
  li l ヾ、    ヾ        _,,==  ミヘベ
  , |i、ヽ  ヽ、     ヽ             ヾ ゙
  !ヾ ヽー- _ ー- ,,__         〃ヾ
  ヾヽヾ ‐- ,,___             /ソツ、ヾゞ、ヾヾ
   ` 、`ー- 、...,,─--  __,,     彡ソソ ヾゞゞミミ
  ヽ.、 `ー --- .,,─--  __,, 彡ソソノ,;  ,,-弋ミミミミ
    \ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
      ``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ 
         ゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i  _`_-_'....'  li ゙
        ゙i   ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;''  〃u
        ゙i  :ill::::::::;;  ソ::::;i,、,  ヾ:::::::;''' _,,ノ'  ,r-
         ゙i、  ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,,  ゙゙'''''"~´    l
          ヾ.イ        '''"..-一、   u   .l
            ヽ     :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ     ,イ
             ゙i. u   ;;iェ'´ i'  ヾト!    ./:!
              ゙!.    :;;Fi、   ,,.ツ   ./;:;:
             ./゙i ヽ   ゙;ヽニ二ニ-'´  ./ :;:;  /
            / i  ヽ    :..,,-‐' /::;'  ;:; /
キバヤシ「――――うろたえるなおまえ達!!
0212新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:08:30.50ID:???
ナワヤ「ッ!!?」
タナカ「!!?」
イケダ「!!!?」
トマル「!!? ・・・・・・キバヤシ、さん?」

 四人は我を取り戻したかのように、表情を変え、キバヤシの方を向いた。
 キバヤシはなおも話を続ける。

キバヤシ「――――俺達はもう既に『神の言葉』の事を知りすぎた。
     奴らが本格的に活動を開始している以上、俺達手が回ってくるのも時間の問題だ。
     ・・・だが、逆に言えば、俺達はこの世界の中でも数少ない、『神の言葉』やGOD機関・・・
     そう、Dショッカーに深く近づいた物達とも言える」
ナワヤ「・・・・・・それが、どうかしたのかよ・・・」
キバヤシ「―――かつて、俺達が奴らの手によってMMRを解散に追い込まれた際、
     俺達は今と同じくらい絶望した筈だ。
     だが、そんな俺達にでも出来た事は何だった・・・?」

 キバヤシは、真剣な眼差しでナワヤ達に語りかけた。
 自分達が、過去に交わした信念の誓いを、思い出させる為に・・・

ナワヤ「俺達に・・・ 出来た事は・・・ はっ・・・!!」
タナカ「あきらめない・・・ 事・・・!」

 言葉と同時に、ナワヤとタナカの表情から暗さが消えうせ、目に光を取り戻す。
 それに合わせ、イケダとトマルの表情にも変化が現れた。

キバヤシ「『あきらめない!』 それがMMRを失った俺達にできた唯一の闘いだったはずだ!」
0213新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:08:59.46ID:???
 /   , ,ィ ハ i、 、     !   /''⌒ヽ-─‐- 、     、ー'´         \ .イ   , ,ィ ハ i 、 .   |
 /イ  ,ィ/l/ l/ リ ヽ!ヽト、 .|   ゝ ,、.___,  \  >       ,       !  | ,ィ/l/ l/ lハlヽトiヽ. |
  イ /r >rjヘ;=:r‐=tj<ヽ│  「 ./      \  |  ≧  , ,ィ/ハヽ\   |   |/゙>rjヘ '-‐ァt:j<`K
  r、H   ┴'rj h ┴'  }'|ト、  |./        ヽ |  1 イ/./ ! l ヽヾ、_ ! .ry   ┴ 〉   └'‐ :|rリ
  !t||. `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>uー、ヽ-tj='^vヽ _レ「゙fぅヽ ーT'tラ'7`h |t|.   ヾi丶     レ'
  ヾl    -─-、   /‐'  :|r|  ー "j `ー ′ h゙リ {t|!.  ̄" }  ` ̄  !リ ヾl    -─ -   /|
    ト、    ‐‐     ,イl.    ヾ!.    ヾ      ,イ‐' ヾl   ヾ      /'    ト、    ‐-    ,イ ト、
   ,.| : \       / ; ト、    ト.、   ´_ ̄` , ' |.    ト、  ´_ ̄`  ./.|.   ,| ::\     / ; / \
-‐''7 {' ::   ` ー '  ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' |    | :\     /,' ト、_ /〈 ::  ` ー '   ,'/   「
  /  \ ::       , '/  :|     `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ ::  `ー '   /,.イ   \::     /      |
 /     \    /     |        | ヽ-‐'´ _,.ヘ<  _::   _,. イ/ |     ,.へ、 /´\       |
――――あきらめない!!

 ――――その瞬間、彼らの顔から絶望の色が完全に消え、目に希望の光が灯った。
0214新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:09:23.63ID:???
キバヤシ「そうだ・・・。俺達の所属は幸いにも講談社と言う大手の出版社だ。確かに俺達にはウルトラマンや
     仮面ライダーのような力は無いが、その代わり『報道の自由』という名の武器があるんだ!
     俺達が奴らの情報を記事にし、雑誌やネットなどのメディアで報じれば、
     いずれ奴らの力を削ぎ、ヒーロー達の手助けにもなるはずなんだ!」

 キバヤシの言葉に続き、ナワヤも口元に笑みを浮かべて口を開く。

ナワヤ「―――フッ、そうだったな・・・ 俺達は記者なんだ。
    それなら、やる事はお前の言ったとおりだ。Dショッカーの素顔、暴いてやろうぜ!!!」
トマル「・・・でも、具体的にどんな事をすればいいんでしょうか?」

 トマルの質問はもっともだ。いくら精神論を語った所で、
 実際に結果を残せなければ、単なる机上の理論でしかない。

キバヤシ「―――それなら問題は無い。俺がこの数年間で掴んだ情報は、
     単に奴らの正体だけではないんだ。
     ・・・お前達、比留子古墳(ひるここふん)という名を聞いた事はないか?」
ナワヤ「ヒルコ・・・ 古墳・・・?」

 一同は首を傾げる。これまで彼らはMMRとして、様々な遺跡や施設を調査して回ったが、
 比留子古墳と言う名の古墳など、誰も耳にした事はなかった。

 そう・・・ 正確には約一名を除いて、だが。

タナカ「・・・ひょっとして、九州の比留子の里にある比留子古墳の事ですか!?」
0215新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:10:23.79ID:???
 タナカは、かつて与那国島沖の海底遺跡の存在に言及し、実際に来日し調査した作家の著書に
 感銘を受け、以来、世界各地に点在する古代遺跡に惹かれるようになり、トルコの遺跡の調査にも
 参加したと言う経歴を持つ。それ故、MMRが解散した後も、国内外の様々な古代遺跡に関する調査を
 独自で行っていた。だからこそ比留子古墳の存在も知っていたのだろう。

キバヤシ「その通りだ。 さて、本題に入るが・・・
     確かな筋の情報によると、その比留子古墳を、Dショッカーが狙っているらしい」
トマル「!! なんですって!?」
タナカ「・・・そういえば、比留子古墳の周辺では、怪物が出ると言う噂が流れてました・・・
    何でも、昔、古墳を調べていた郷土史家が首無し死体で見つかったとか・・・
ナワヤ「で、でもよ、何でDショッカーがその古墳を狙うんだよ!?」
キバヤシ「・・・・・・それは俺にもわからん。あくまで“狙っている”という情報しか聞けなかったからな。
     ・・・だが、俺達以上にその比留子古墳の事を知っている人物が一人いる。
     彼はかつて比留子古墳に赴き、そこでの研究ノートを今も残し、所持しているとの事だ。
     既にアポは取ってある」

 キバヤシの言葉に、全員がざわめく。
 タナカを除き、誰も知らなかった遺跡の事に関し、研究ノートを残しているほど
 調べ上げた人物がいると言うのだ。一体誰なのだろうか・・・
 

ナワヤ「・・・だ、誰なんだ!?」
キバヤシ「・・・『古墳の呪的文様』『天孫降臨』 ・・・耳に挟んだ事ぐらいはあるはずだ」
タナカ「!? キバヤシさん、ひょっとして・・・」

 ナワヤやイケダには見当もつかない。 ・・・だが、タナカには心当たりがあった。
 かつて自らの著書において、装飾古墳の文様を独自の解釈で斬新な考察を行い、それ以降も
 幾つかの大学の客員教授や著述活動を行いながら、奇怪な事例の研究を続けていると言われている
 “妖怪ハンター”のアダ名を持った考古学者・・・
0216新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:11:03.76ID:???
タナカ「・・・・・・・・・ 稗田・・・ 礼二郎・・・ ですか?」


547 名前:新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト:2008/06/13(金) 23:07:19
○MMR一同→キバヤシの見つけた手がかりから、比留子古墳の調査を決定。
           比留子古墳に詳しいと言う考古学者「稗田礼二郎」の元を訪ねる事を決定する。
○ペガサス・J・クロフォード→過去にキバヤシに助言する。


【今回の新規登場】
○ペガサス・J・クロフォード(遊☆戯☆王シリーズ)
身長188cm、体重65kg。10月8日生まれ。血液型はA型。CV:高杉Jay二郎。
アメリカのラスベガス出身。インダストリアル・イリュージョン社(略称:I2社)の名誉会長。
カードゲーム「デュエルモンスターズ」の生みの親で天才ゲームデザイナー。当初は、経営が悪化した
海馬コーポレーションに目をつけ、企業買収を計画し、決闘者の王国イベントを開き、武藤遊戯を自分の下へと
招待する。「デース」「マース」といったカタコト言葉、ギャグっぽい言動から慇懃無礼で掴み所の無い印象の
持ち主だが、デュエルに敗北した相手の魂をカードに封印したり、ルール違反を犯したキースを顔色一つ変えずに
私刑する等、冷徹な顔を見せる事も。海馬とのデュエルでは千年眼の力と「トゥーン・ワールド」という反則的な
効果を持ったカードで翻弄し、あっさりと海馬に勝利し、彼の魂を奪う事に成功する。その後、決勝戦においても
トゥーンデッキで遊戯を追い詰めるが、その弱点を見抜かれて苦戦。闇のゲームを展開させ、「サクリファイス」と
いう強力な儀式モンスターで遊戯を翻弄するが、彼と仲間の結束力の前に敗北した。千年アイテムの一つである
「千年眼(ミレニアム・アイ)」の所持者だったが、決闘者の王国終了後にバクラに千年眼を刳り貫かれてしまう。
それでも治療を施されて一命は取りとめ、以降は遊戯達に協力するようになった。デュエル・アカデミアにも度々
訪れている。デュエリストとしての腕は超一流であり、当初は千年眼の力でイカサマを行っていたが、千年眼を
失った後も相手の伏せカードをズバリ読み当てたりと、人の心理を読むのが十八番であることは変わらないようである。
0217新章/MMR緊急報告 謎の古墳に隠されし謎を暴け!!・SSテスト2016/09/16(金) 17:15:37.10ID:???
 翌日、MMR一行は、異様な事例や奇怪な題材などを中心に研究している
 “妖怪ハンター”のアダ名を持った考古学者稗田 礼二郎(ひえだ れいじろう) の元を訪れた・・・


     都内 某大学の研究室


稗田「なるほど・・・ そのような事が・・・」

 キバヤシ達は、黒いスーツに身を包んだ長髪の男性・・・ もとい、稗田礼二郎とテーブルを挟んで
 互いに向かい合わせになり、ソファーに座りながら取材を行っていた。

キバヤシ「稗田先生・・・ 我々はMMRを一度解散した後、『神の言葉』の正体を求めて
     世界中を巡り、 ・・・その結果、今話した通り、奴らがあの“ショッカー”と
     繋がっていた事を突き止めました」
稗田「ふむ・・・」

 キバヤシは稗田に対し、自分達がこれまでの調査で掴んだ『神の言葉』 ・・・もとい、
 ショッカーの活動、そして彼らがかつて稗田が現地に赴いて調査したと言われる遺跡
 “比留子古墳”を狙っていることを真剣な面もちで語っていた。
 稗田は、神妙な面もちで彼らの話に耳を傾ける。

キバヤシ「―――そして、かつて先生が研究に携わり、調査したと言う遺跡“比留子古墳”・・・
     理由は知りませんが、彼らはその古墳を狙っているらしいのです」
稗田「・・・・・・」

 稗田はキバヤシの言葉に、その表情に僅かに焦りの色を見せる。
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