数々の男性に会い、自分が初恋の時言われたほどひどい女ではないことが分かった。
今の固定の相手を送っていった時不意打ち的にキスされ、ときめいてしまった。
傷が癒え、あの日を超えたと思った瞬間だった。それは今のセフレ個人に依存する
感じではなく「この感情を手に入れたからもう大丈夫」という感じだった。

最も充実しているのは添い寝しているときで、相手の寝顔を愛おしく思う時間が最も
個人の根源的な寂しさを補えたと思える。これだけは人間同士からしか得られない物
だと思う。
最中の相手の仕草や表情から「ああ、私は愛されているんだな」と感じる時が
ときめきとやらを感じる。でもそれは相手が好きだからとは限らないんだと思う。
最低限生理的に嫌じゃない、恋愛的に好きじゃない相手でも寂しさを埋めることが
出来るんだと思う。それでも探すのには苦労したが。