誰一人として悪くはない。
この企画は構造自体が不幸を孕んでいた。
戦犯はいない。
理解できない、根源から違った存在がいただけだ。
誰にとっても。
本当なら決して出会うことのなかった、覚悟も、創作態度も、何もかも違う人々に、
関わってしまった事自体がお互いに不幸だった。
つまり関わった時点で無残な結末が予定されていた。
その不幸を呪い、やがて忘れる時を待つしかない。