ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060524it11.htm
学費返還の広告は違法、アニメ学院経営会社に排除勧告

入学を辞退した場合、学費の全額が戻るかのように誤解させる広告は景品表示法違反(有利誤認)だとして、
公正取引委員会は24日、声優やアニメ制作者などの養成学校「代々木アニメーション学院」の経営会社に、
こうした表示をやめるよう排除命令を出した。
同学院は全国に12校を展開、生徒数は約6000人に上り、同種の学校として最大手。

経営会社は「代々木ライブ・アニメイション」(東京都渋谷区)。同社は昨年の雑誌広告などで、
「声優タレント科 学費59万円 入学取りやめの方は学費を返還」などとしていたが、実際には22万円が返還されていなかった。

公取委は「学費の一部を返還しないのは学校の裁量だが、広告内容が問題」と判断。
同学院では今年3月以降、学費の一部は返還しないことをホームページなどで明記しているという。
代々木ライブ・アニメイションは「排除命令を応諾する。今後は適正な表示に努めたい」としている。

(2006年5月24日19時5分 読売新聞)