>>12
>なんか首輪で運命を縛られるのって萌えない?
>最初にケモノをパートナーにする妄想が俺の頭の中で始まって、悲しい運命でケモノ達を泣かせたいな
なんかいろいろと穴が多いように感じるんで、このへんの骨だけもらってありがちに枝葉を変えてみた。

ごく一握りの貴族と呼ばれる圧倒的な力を持つ人間が支配する都市。
そこには、貴族に怯えながら暮らす市民と言われる人間と、
都市機能を維持するために外から狩られてきて一生を重労働に費やす奴隷がいた。
奴隷には二種類いる。人間と獣人だ。

貴族が市民に許す唯一の娯楽、「ローゼンロワイヤル」
人間と獣人の男女の奴隷がペアになり、ペアとペアを闘わせる。
どちらかが戦闘不能になれば勝負ありとする。生死は問わない。
「ローゼン」とは時に闘技場に大輪の赤い薔薇が咲き決着することから付いた名だ。
ペアを男女に限るのは、もちろん死によって引き裂かれる男女の悲劇を見るため。
この野蛮で下劣なゲームの観戦は抑圧され鬱積した市民に絶大な人気を得ている。

なぜ奴隷たちがそのような蛮行に駆り立てられるのか。
それはこのゲームを勝ち上がることで得られるものが「市民権」だからだ。
毎年の優勝ペアは奴隷を脱して一級市民になれる。
獣人は市民にはなれないが、パートナーの管理下でペットとして市民並みに扱われる。
獣人のペットは、本来、貴族にしか認められていない。

「ローゼンロワイヤル」の闘士たちには管理のために首輪が付けられ、
下級市民並みの生活と行動の自由が与えられる。
行動が逸脱した場合には自動的に首輪がその命を奪う。
一度付けた首輪は市民になるときまで一生外れない。
外れるときは、生きるか、死ぬか。

しかし、市民になったはずの元闘士を見た市民はいない。
彼らは貴族の下で暮らしているとされているが・・・