おじいさん「昔々の話じゃ。あるところにマングリという特殊技能を持つ絶世の美女がいた。多くの者がマングリを見ようと、山を登り、海を渡って、遠い国に行った。わしもその一人じゃった。
そうじゃ。何を隠そうお前の婆さんはマングリ使いじゃったんじゃ。わしが婆さんを見た時はそれはそれは驚いたものよ。
豪華絢爛の料理の先にマングリする美女たちがおってな。わしは当時美女だった婆さんに理性を失って襲いかかってしもうた。気付いた時にはマングリの虜じゃ。
婆さんが死んだのもマングリばかりしたせいじゃ…そう。マングリは腰を犠牲にして子を宿す秘術じゃったんじゃ。お前は決してしてはならぬよ。わしの大切な孫娘なんじゃから」