>>130
(学園でも一、二を争う美少女の寝顔は穏やかなものであった)
(誰かに見られていることにも気づかず、無防備そのもの)
すー…すー…
(心地よさそうに寝息を立てていると上に誰かが跨った)
(顔の真上を取られて、危ないはずなのに文緒の意識はまだ夢の中)
……ぅ……
(ゆっくりと降ろされた腰が近づくと、爽やかな草の香りに違う匂いが混じる)
(少しだけ眉が動いたものの、起きるには刺激が足りなかった)