>>140
(文緒が嫌がっていると分かっていて、体を擦り付けてくる)
(臭いと汚さによる嫌悪感に加えて男性自体に対して憎しみのような感情が湧き起こる)
(されている側の気持ちを考えず身悶える様子が、その思いを加速させた)

(逃げるつもりがないと言われて、思わず唇を噛む)
(男性が中腰になった今はまさに逃げるチャンスだったと分かっている)
(でも寝込みを襲い一方的にお尻を押し付けてくる相手に恐怖して身体が動かなかった)
(それを逃げる気がないと言われて悔しくなる)
逃げようと…したら、貴方は殴ってでも押さえ付けるでしょう
痛いのは…イヤ、ですから…
(言い訳がましく一応は反論するが、声は弱々しかった)
(その間に男性は体の向きを変えていて、その狙いを把握しかねる)
……っ!?
(無理やりどうする気なのかわからずいると、視界に男性のお尻が迫ってきた)
(口に押し付けはしても、まさかそれで目を塞ぐとは思わず、驚きながら目を瞑る)
(目の周囲に圧迫感が押し寄せて、薄っすらと瞼を持ち上げると男性のお尻が目の前にある)
(見ていたい光景ではなく、目を瞑ったままにすることにした)
……っ、イヤっ
触らないで、ください……っ!
(スカートが持ち上げられる感覚に、驚いて声を上げる)
(足をバタつかせて、捲る手を邪魔しようとするが、顎に触れる手に気づいていなかった)

ぁ、っ!? っ、ぁ……っっ

(抗議の声をあげていた口が、顎を引かれて開いたままになる)
(強引に開かされた状態で苦しさが押し寄せて、足を動かす力がすぐ弱まった)
(スカートの下に履いていた白いショーツと、同じく白く健康的な歯が男性に見られてしまう)
(力でねじ伏せられる苦しさと、羞恥の気持ちが強く込み上げてくる)
(その状態で何をされるかなんて考える余裕はなかった)